生活の羅針盤

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【4つの工夫】面倒なお彼岸の親戚回りを楽にする我が家の工夫

【4つの工夫】面倒なお彼岸の親戚回りを楽にする我が家の工夫

3月、9月はお彼岸のシーズン。

  • 親戚が来たときのおもてなし
  • 親戚回り
  • お供え物や御仏前の準備

色々と手間暇の掛かることが多く、面倒に思ってしまうのが実際です。

私の父は几帳面で淡々とお彼岸をこなしていましたが、そんな父が亡くなり、今では残った母と長男の私がお彼岸の対応をすることになりました。

母も私も親戚関係は大事に思いながらも、毎年のお彼岸を面倒に思っているのが実際です。

 

本記事では、そんな我が家が実践する『面倒なお彼岸の親戚回りを楽にするための4つの工夫』を紹介

この工夫は、少し大胆で失礼にあたる内容に思えるかもしれませんが、1つの事例として参考にしてみてください。

いざ実践できる状況になったときの助けになるでしょう。

 

 

面倒なお彼岸を楽にする4つの工夫

まず、我が家で実践している4つの工夫と、そのメリットを紹介します。

なお、その一部は自分の家だけで勝手に決めるわけにはいかず、親戚間で約束事として取り決めるものもあります。

これを取り決めるための交渉方法のアドバイスは最後に紹介します。

お彼岸の親戚回りの回数を減らす・無くす

お彼岸の親戚回りを直接的に楽にする方法です。

仏事によっぽど前向きな家庭でなければ、お彼岸の面倒さを感じているのはお互い様です。

そのため、お互いの気持ちが一致すれば、相談でお彼岸の回数を減らすことは可能です。

状況によっては、お彼岸の親戚回り自体を無くすこともできるでしょう。

 

一番提案しやすいのは『9月のお彼岸』です。

実際に我が家では、ある親戚とは9月のお彼岸での行き来を止めています。

その理由は『お盆の1ヵ月後と間が短い』からです。

正直な話、お盆とお彼岸でやることは、あまり変わりはありません。

平たく言うと、そんな短期間で同じことを2回もするのか?ということです。

これに共感してもらえる人は結構いるでしょう。

少なくとも、うちでは母も私もそう思っています。

後で紹介する『交渉のポイント』と合わせて、お互いの利害関係が一致する見込みがあれば、積極的に提案してみても良いでしょう。

お供え物の種類を毎年統一する

  • 考える手間が省ける
  • 親戚の方がお供え物を考える手間も減らせる

 

お彼岸のお供え物を何にするか?

毎年お店の前で頭を抱えることも多いでしょう。

一応、お供え物はご先祖様に向けたものですが、実際は相手のご家庭で消費することになります。

そこで、親戚の方の好みを考えて、毎回差し出す品を考えるのは大変です。

さらに、相手の親戚の方は、なるべくお供え物の種類が被らないように気遣ったりするでしょう。

 

この水面下での気遣いは、何気に神経をすり減らします。

そのため『うちではこの商品をお供え物として差し出します』といった傾向を見せることで、親戚の方はその商品に似たものをお供え物に選ぶことを避けるようになります。

さらに、このお供え物は毎年恒例という形で受け止めてくれるでしょう。

何度も訪れるお彼岸のたびに、お供え物の種類を考えるのは大変です。

一度、お供え物の種類を固定してしまった方が、自分も相手も楽になるでしょう。

 

お供え物を探してみる

御仏前・お供え物のやり取りを無くす

お葬式と異なり、お彼岸ではお互いの家を行き来するので、お供え物の値段に多少の差はあれど、御仏前の金額は基本的に同じです。

伺うのが先か、後かの違いはあれど、金品のやり取りにそう違いは生まれません。

そのため我が家では、気の知れた親戚関係とは話を合わせて、お互いに御仏前・お供え物は用意せず、簡単にお線香を捧げる形で済ませています

なお、血縁関係の遠い親戚とは、従来のやり取りを続けています。

どこまでの血縁関係で通用するかは難しいところですが、気の知れた親戚関係ほど意外に提案に乗ってくれます。

少しドライに感じるかもしれません。

しかし、比較的お互いで連絡し合うような仲であれば、このような提案をしてみても良いのではないでしょうか?

重要なのは品やお金ではなく、先祖を敬う気持ちですから。

 

なお『お彼岸のお供え物・御仏前の相場』に関して、次の記事で紹介しています。

気になる方は、是非参考にしてみてください。

www.tm-life-agent.com

頂いたお供え物を親戚の家に持っていく

これは完全にイレギュラー対応です。

基本的には、例年通りにお供え物をお渡しする親戚分だけ、お供え物を準備します。

しかし、予想外の出来事で、準備していない分まで必要になったときに、頂いたお供え物を転用して、親戚の方の家に持っていくことがあります。

急いでどこかに買い物に行くのも大変ですから。

なお、当然、お供え物を頂いた親戚の方に同じものを返すことはしませんので、この点だけは注意してください。

交渉のポイント

  • 遠慮せずに自身の状況を伝える
  • 移動が困難な時間的・家庭的・健康的な理由を見つける

 

ただ単純に止めましょうと言うと、面倒な関係と思われてしまうかもしれません。

面倒なお彼岸の親戚回りですが、それを減らすためには、相手が素直に納得できる理由を伝える必要があります。

 

まず、仕事や子どもの面倒などが大変ならば、それを率直に伝えても良いでしょう。

相手の家庭と自身の状況が違うのは当たり前です。

親戚の方が来るのを想定して、家で待機することもあるでしょう。

当然、親戚の方を伺うにも時間も掛かります。

  • 新年の挨拶回り
  • お彼岸2回
  • お盆1回

全部を丁寧にこなそうとすると、どうしても時間的束縛が強くなります。

ご家庭の状況を鑑みて、その時間をどう過ごしたいか?

これを踏まえて、お彼岸のあり方を伝えるのは一つの礼儀ではないでしょうか?

親戚の方も、相手が面倒に思っているところに、好んで飛び込むような気持ちはないと思います。

仕事や子どもの事情は、かなり共感を得やすいでしょう。

 

また、

  • 年を取って移動が困難
  • ケガや病気で十分に移動できない
  • そもそも移動が大変
    ※車がない
    ※時間が掛かる
    ※お金が掛かる

といった場合もあるでしょう。

これはまさに、今の私のケースです。

ご先祖様を大事にする気持ちは大事にしながらも、今の自分を大事にしないのはおかしい話です。

さらに、お彼岸の親戚回りのために、電車・バス・タクシーなどでお金が掛かるのも大変です。

このような理由があれば、率直に回数を減らすことを提案しても、相手は悪く思わないのではないでしょうか?

困難な状況を耐え忍んでまで、慣例行事を続ける必要はありません。

お盆などで他に伺う機会があるのであれば、それと合わせてと言っても、相手は不快には思わないでしょう。

相手に気を遣わせる前に、今の本音を正直に伝えても良いのではないでしょうか?

 

なお、逆に相手がそのような状況であれば、相手を気遣ってこちらから提案しても良いでしょう。

その方が話題を振りやすいと思います。

一度、自身と相手の状況を考えてみて、提案できそうな状況であれば、折を見て雑談の中で提案してみましょう。

 

 

まとめ

  • お彼岸の親戚回りの回数を減らす・無くす
  • お供え物の種類を毎年統一する
  • 御仏前・お供え物のやり取りを無くす
  • 頂いたお供え物を親戚の家に持っていく
  • 仕事・家庭・健康や移動の制限などは、親戚回りを減らす理由にしやすい

 

いかがでしょうか?

本記事では、我が家が実践している『面倒なお彼岸を楽にする4つの工夫』を紹介しました。

どれも大胆な内容に思えるかもしれません。

しかし、機会があれば、どれか1つでも実行してみてはいかがでしょうか?

お彼岸は年2回訪れますし、毎年行われます。

いつまでも面倒に思いながら耐え忍ぶのではなく、その苦労を和らげる一歩を踏み出してみましょう。

 

なお、お彼岸関係で次の記事も紹介しています。

お彼岸でやること・お供え物と御仏前の相場に関する記事です。

興味のある方は、是非参考にしてみてください。

www.tm-life-agent.com