生活の羅針盤

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【体験談】突然片耳が聞こえない・耳鳴り・耳閉感の病気『突発性難聴』 -原因・早期治療の重要性-

突然片耳が聞こえなくなる突発性難聴の原因と対処法を解説

ある瞬間、突然片耳が聞こえなくなる

人によっては、耳鳴りや耳が詰まったような耳閉感めまいを感じることもあります。

この症状は突発性難聴という病気の典型的な症状で、早期の治療開始が極めて重要です

 

私はある日突然、右耳が聞こえなくなり、診断の結果、突発性難聴の重症でした。

治療の結果、聴力は若干回復したものの完治はせず、今でも右耳でまともに音を聞けない障害を持っています。

残念なことに、これからの回復は見込めない状況です。

  

この記事では、突発性難聴という怖い病気について、私の体験と医師の診断・診察にもとづき、次の内容を解説します。

  • 突発性難聴の症状
  • 突発性難聴の原因
  • 突発性難聴が怖い病気である理由
  • 突発性難聴の対処法

この記事で、該当する方がすぐに耳鼻科を受診することを願っています

 

 

突発性難聴という病気の症状

最初に突発性難聴という病気で見られる症状を紹介します。

症状は大きく分けて『主症状』と『副症状』の2種類に分かれます。

単純に突発性難聴といっても、重症度によって症状が変わります。

主症状は、重症度によらず共通で見られる症状です。

副症状は、病気の程度が重症であるほど起こる症状です。

 

主症状(聞こえない・突然)

  1. 片耳が聞こえない・聞こえにくい
  2. 前触れなく突然起こった

 

この2点が該当した時点で突発性難聴の可能性が高いです。

 

第1の主症状が『片耳』が聞こえなくなる・聞こえにくくなるです。

突発性難聴では、右耳・左耳のどちらか一方の聴力だけが著しく低下します。

まれに両耳の場合もあるようですが、片耳の聴力だけ異常になるのが特徴の1つです。

 

そして第2の主症状が『前触れなく突然』です。

耳が聞こえない・聞こえにくい症状は、加齢などによる一般的な難聴でも見られる症状です。

しかし、突発性難聴では『本人が聞こえなくなった瞬間を覚えている』という具合に、突然聴力が低下し、その前触れに自覚はありません。

実は、この『前触れなく突然聞こえなくなった』という症状が、突発性難聴を疑う重要な症状で、医者はこの『突然さ』の有無で突発性難聴の可能性を判断します。 

一般的な難聴であれば、徐々に聴力が落ちていく自覚があり、突然ではありません。

また、耳に強い衝撃を受けたなども前触れに該当するため、突然ではありません。

 

私の場合、会社で夜8時に休憩から仕事に戻った瞬間に右耳がまったく聞こえなくなりました。

耳が聞こえないという変化を、瞬間的にはっきりと自覚できました。

このくらいの違和感を感じます。

 

非常に単純に思えるかもしれませんが、

  • 前触れのない突然の発症
  • 片耳が聞こえない・聞こえにくくなる

という2点が突発性難聴の主症状です。

思い当たる節もなく突然片耳が聞こえなくなることは、かなりの異常事態と言えるでしょう。

 

副症状(耳鳴り・めまい・耳閉感)

  1. 耳鳴り(ジー・ピー・プーなどの機械音)
  2. めまい・ふらつき
  3. 耳閉感

 

耳鳴りは突発性難聴の代表的な副症状です。

聴力検査で聞くジー・ピー・プーといった機械音がランダムで鳴り続けます。

私は今でも24時間、機械音が鳴り続けています。

 

また、耳は平衡感覚を担う器官のため、片耳の異常により、めまい・ふらつきが生じることもあります。

今まで通りにまっすぐ歩くことができず、左右にふらつきます。

特に重症の場合は、回転性のめまいが生じることもあります。

回転性のめまいは発症直後に起こることが多く、目の前の景色が勝手にグルっと回転し、それに引きずられて自分の体もふらつき、ひどい場合は自立して歩けなくなります。

私は、突発性難聴を夜に発症しました。

そのため、翌日の朝に耳鼻科に行く予定でいましたが、翌日の朝起きた瞬間に回転性のめまいが発生しました。

壁などに手をつけなければ歩けない状態のため、救急車を呼ぶ始末となりました。

その後、昼くらいには自立して歩ける状態になりましたが、めまいによる左右のふらつきがひどく、道路を歩くことが危険なほどの状態でした。

 

また耳閉感を感じることもあります。

耳閉感とは、耳が詰まって圧迫される感触です。

感覚としては、

  • プールに潜ったとき
  • エレベーターで高層階に移動したとき
  • 山を登ったとき

に、耳が詰まったような感触を覚えたことはないでしょうか?

この感覚が耳閉感で、突発性難聴の場合は、鼓膜が押し潰されるような強さの耳閉感を感じることがあります。

私の場合、発症から3週間ほどは、頭が痛くなり、聞こえない右耳側の顔がマヒするような強い耳閉感をたびたび感じていました。

常に耳閉感を感じるわけでありませんが、大きい音や強い風などで耳が刺激を受けると耳閉感が強くなる傾向でした。

 

さて、ここまででお気づきでしょうか?

私は突発性難聴の重症でした。

その私は、ここで挙げた全ての副症状を、かなり強い程度で発症しています。

つまり、副症状があるほど、程度が悪いほど重症の可能性が高い、ということです。

難聴の重症度は聴力によって決まりますが、聴力検査を受けないと実際の聴力を知ることはできません。

しかし、実際の耳の聞こえ具合と副症状の程度で、ある程度予想することができます。

後で説明しますが、軽症・中等度でも安心できないのが突発性難聴という病気です。

しかし、重症性が高いほど、事態は緊急性を要するため、副症状も1つの参考にしましょう。

 

突発性難聴の原因

突発性難聴の原因は『不明』です。

 

過労やストレスが原因ではないか?

神経の炎症が原因ではないか?

と、いろいろな可能性が言われていますが、現時点で明確な原因は判明していません。

わかっていることは、突然、聴覚の神経が切れてしまうことだけです。

 

突発性難聴が怖い理由

  1. 発症から約1ヵ月で聴力が固定化する
  2. 完治の可能性は1/3

 

聴力の固定化とは、聴力が変わらなくなるということです。

つまり、突発性難聴を発症してから約1ヵ月で聴力が回復しなくなる、ということです。

そのため、突発性難聴が発症したら、すぐに治療を開始することが極めて重要です。

なお、軽症や中等度の症状の方は、突発性難聴の状態でも最低限の日常生活を送ることができるかもしれません。

しかし、それにより治療の機会を逃すと、聴力は元に戻らなくなってしまいます。

『聞こえない』ではなく、『聞こえにくい』という状態は治療の機会を逃しやすい危険性があります

突発性難聴の疑いがある場合は、症状の重さに関わらず、すぐに耳鼻科を受診し、治療を開始しましょう

 

また、治療を行っても完治の見込みが1/3と確率が低い点も怖い理由です。

当然、難聴の程度が重症であるほど完治の見込みが薄いです。

ちなみに、完治しない残りの2/3の可能性がどんな結末を迎えるかと言うと、

  • 1/3である程度の回復(完治せず)
  • 1/3で改善なし

です。

 

実は、突発性難聴に対する決定的な治療法はありません

今までの歴史から、ステロイドの服用(点滴)と末梢神経の血流促進が聴力の回復に有効である、とわかっている程度で、完治させる手法がないのが現状です。

そのため、大きな手術をすることもなく、点滴か薬の服用で療養を続け、聴力の回復を期待することが、今の治療法となっています。

 

しかし、いずれにせよ、聴力の回復が見込める期間が極めて限定的なので、早期の治療開始が望ましいことには変わりません。

 

突発性難聴の対処法

  • すぐに耳鼻科を受診し、症状を確認してもらう

 

簡単ですが、まず行動すべきは耳鼻科の受診です。

その理由は主に2つあります。

 

理由1:早期の治療が完治の可能性を高めるため

突発性難聴が発症してから1ヵ月程度しか回復が見込めないことを考えると当たり前です。

一般的には次のように言われています。

  • 発症から48時間以内の治療開始が望ましい
  • 遅くても発症から1週間以内の治療開始
  • 発症から2週間以降の治療開始は完治の見込みが落ちる

私は、発症から24時間以内に治療を開始しましたが、中等度の難聴までの回復で終えました。

そもそもが重症だったこともあり、完治の見込みが薄い状態だったので仕方ありません。

しかし、もし治療の開始が遅れていたら、もっとひどい状態の障害を持っていたかもしれません。

完治の可能性がある限り、極力早めの行動を心がけましょう

 

理由2:他の病気の可能性があるため

実は、突発性難聴と似た症状の他の病気にメニエール病というのがあります。

この病気の基本的な症状は突発性難聴と似ているため、MRIなどの精密検査を行わないと、本当の病気が判明しません。

医者はまず、突発性難聴として治療を開始します。

その理由は既に述べたように、治療の開始が遅れると聴力の回復が見込めないためです。

しかし、その治療と並行して、MRIなどの精密検査を行い、他の病気の可能性を確認していきます。

実際に私も入院中にMRIなどの検査を経て、最終的に突発性難聴と確定しました。

このように、本当の病気が不明な状態では適切な治療はできません。

そのためにも、早く病院で検査を受けることが重要です。

 

 

まとめ

  • 『突然、片耳が聞こえなくなる』のは突発性難聴の可能性が高い
  • めまい・耳閉感があると重症の可能性が高い
  • 聴力の回復が期待できるのは、発症から1ヵ月以内
  • 完治の見込みは1/3の確率
  • 突発性難聴と似たメニエール病などの可能性がある
  • 早期の治療開始と病気の確定が極めて重要

 

いかがでしたでしょうか?

突発性難聴は非常に厄介な病気として有名です。

特に、自然に治るものではなく、発症から回復が見込める期間が短いことが、何よりも怖いです。

自分の人生を豊かなものに取り戻すためにも、楽観的に考えず、突発性難聴の疑いがある場合には、すぐに耳鼻科を受診するようにしましょう。

 

なお、突発性難聴に関して次の書籍があります

早期の治療開始と合わせて、完治の可能性を高めるためにも情報収集は重要です

私も購入しましたが、突発性難聴の発症から3か月後と遅く、もっと早めに手にしていればと後悔しています。

 


突発性難聴 完全攻略マニュアル―耳鳴・難聴・めまいは治ります!

 

この本の内容や感想については次の記事で紹介しています

https://www.tm-life-agent.com/entry/hearing-loss-book1

 

また、突発性難聴に関して、私の経験をもとに次の記事も紹介しています

こちらも是非参考にしてみてください。 

 

突発性難聴による入院の実態(費用や治療・過ごし方)

https://www.tm-life-agent.com/entry/hospitalization-hearing-loss

 

突発性難聴の治療と回復記録

https://www.tm-life-agent.com/entry/hearing-loss-healing

 

入院であると便利なグッズの紹介

https://www.tm-life-agent.com/entry/hospitalization-necessary-thing

 

療養中の給与保障(傷病手当金)

https://www.tm-life-agent.com/entry/injury-allowance-application