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- 突発性難聴の治療中にやってはいけないことは?
- 突発性難聴を治すために工夫できることは?
突発性難聴は時間勝負の病気で、発症から1~3ヵ月後には聴力が回復しなくなります。
さらに、突発性難聴の完治確率は1/3と低く、患者は将来への不安で頭が一杯になります。
かくいう私も、突発性難聴の重症になってしまい、聴力が回復しなかったらどう生活しようか不安でたまりませんでした。
そのため、突発性難聴が発症した場合は、
- 日常生活の過ごし方の注意点
- 適した日常生活の過ごし方
を意識して、日々の治療に専念することが大事になります。
今では、ネットで多くの情報を知ることができる便利な時代です。
しかし、ネット情報だけでは、どうしても情報が断片的になってしまい、物足りなさを覚えます。
突発性難聴は時間勝負の病気のため、病気に関するまとまった情報を得ることは、完治に向けて大変重要です。
その数少ない情報源の中、私は『突発性難聴 完全攻略マニュアル』という本を購入しました。
この本には、身近で気軽に試せるさまざまな工夫や注意点が数多く紹介されており、かなり参考になりました。
残念だったことは、聴力の回復が止まった後に購入したことです。
時間勝負の突発性難聴では、早めの情報収集と実践が極めて重要なため、非常に悔やまれます。
本記事の対象者
- 突発性難聴で治療中の方
- 突発性難聴の回復事例を多く知りたい方
- 普段の日常でやってはいけないことを知りたい方
- 普段の日常で気軽にできる工夫を知りたい方
本記事では、突発性難聴にかかった方に向けて『この本から学べることと読んだ私の感想』を紹介します。
突発性難聴 完全攻略マニュアルとは?
この本は、突発性難聴の治療経験が豊富な『呑気堂』という鍼灸治療院の先生が書かれた本です。
この本では、著者である先生の治療経験に基づき、突発性難聴に関する幅広い情報が192ページという1日で読み終えられる文量でまとめられています。
難聴や耳鳴りに関する本は数多く出版されています。
しかし、突発性難聴に焦点を当てた本は少なく、患者向けに出版されている数少ない本です。
本の収録内容と感想
ここでは、この突発性難聴 完全攻略マニュアルで書かれている大まかな内容と、それを読んだ私の感想を紹介します。
全部で5章立てですが、特に患者の方が気になる内容を優先して紹介していきます。
突発性難聴でやってはいけないこと
-日常生活の改善編-
収録テーマ
- 入浴方法
- 運動についてとストレッチ
- 耳鳴り対策法
- 睡眠(時間・寝具)
- 飲み物
- 服装
- サプリメント
突発性難聴の患者にとって1番気になることは、日常の治療生活でやってはいけないことと、工夫の仕方です。
突発性難聴の治療中は絶対安静が基本です。
しかし、単純に安静するだけでなく、自分でできる身近な対策・工夫ができれば、なお安心できますよね?
これについては、上の箇条書きを見ていただければわかるように、かなり幅広く紹介されており、文量も本の4分の1ほどと十分です。
これだけ幅広い説明があれば、治療生活で不安になることは、かなり少なくなるのではないでしょうか?
なお、どの紹介内容についても、
- やってはいけないこと
- 注意点
- 推奨される方法
の3点がワンセットで解説されているため、内容に納得しながら行動に移しやすいです。
※注:耳鳴り対策だけは楽器を使うので簡単ではありません
耳鳴り対策を除けば、特別に準備するものや、特別な環境は不要なので、本を読んですぐに実行できるでしょう。
突発性難聴 完全攻略マニュアル―耳鳴・難聴・めまいは治ります!
突発性難聴でやってはいけないこと
-食生活の改善編-
収録テーマ
- 避けるべき食べ物
- 推奨される食べ物
- 調味料の注意点
- 調理法
こちらも治療生活では欠かせない内容です。
この内容についても、先ほどの生活面の解説と同様に、本の4分の1ほどの文量で紹介されているので、内容としては十分です。
ただし、難点として『自分で料理しない方』には実践しきれないほどの情報量ということが挙げられるでしょうか。
私は料理をしないので、私が参考にできたのは食材選び程度です。
逆に、自分で料理される方には、色々と参考になることが多いでしょう。
突発性難聴 完全攻略マニュアル―耳鳴・難聴・めまいは治ります!
突発性難聴の回復事例
- 全14例の回復事例の紹介
※中等度(聴力60db)~重症(聴力90db) - 治療前後の過程を詳細に記載
・初期症状
・発症からの治療開始時期
・治療法
・治療後 - 完全に回復しなかった事例もある
突発性難聴にかかると、自分が本当に完治できるのか不安になり、他の人の回復事例を知りたくなるものです。
私自身がそうで、発症後から入院中の間は、ひたすらに他の人の体験談をネットで見ていました。
この本では、軽症ではなく、中等度から重症患者の回復事例が14例も紹介されているので、かなりまとまって他人の回復事例を知ることができるでしょう。
さらに、初期症状・治療開始時期・最終的な聴力が具体的に書かれているので、自分と近い状況の方の回復事例に出会える可能性が高いです。
なお、私自身の突発性難聴の体験から
- 私の突発性難聴の回復事例
- 突発性難聴の入院体験談・注意事項
- 突発性難聴のめまい・ふらつき対策
を次の記事で紹介しています。
私は典型的な重症だったので、気になる方は是非参考にしてみてください。
突発性難聴の重症患者の回復記録
突発性難聴の入院体験談・注意事項
突発性難聴のめまい・ふらつき対策
その他
- 突発性難聴の原因
- 突発性難聴の治療法
この2点については、その他扱いとし、詳細は触れません。
その理由は、突発性難聴になった人が考えるべきは『回復を全力で目指すこと』だからです。
そのため、何故、突発性難聴になったのか?を考えることは、あまり意味がないのではないでしょうか?
一方、本で紹介されている治療法は気になるところでしょう。
ただし、病院で行う西洋医学の観点の話も触れてはいますが、そこまで文量は多くないのが実際です。
そして、この本の筆者は、東洋医学の鍼灸治療院の先生であるため、どうしても病院の治療と考え方が変わってきます。
このような理由から、突発性難聴の患者の方は、この2つはさっさと読み飛ばし、日常生活や食生活の注意点・工夫を読んでしまうのが良いでしょう。
まとめ
- 日常生活でやってはいけないこと・工夫がわかる
- 食生活の注意点や工夫がわかる
- 中等度から重症患者の回復記録を14例知ることができる
如何でしたか?
突発性難聴は、発症から3ヵ月ほどで聴力の回復が止まってしまうため、時間勝負の厄介な病気です。
- 病院の指示に従いながらも、自分でできる工夫はないか?
- 聴力を回復させるうえで、やってはいけないことは何か?
これを知ったうえで治療に臨むほど、完治は近づくでしょう。
この本は突発性難聴の患者が完治を目指すうえで『自分でできる工夫』を多く知ることができる一冊です。
是非参考にしてみてください。