生活の羅針盤

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【体験談】突発性難聴での入院 -期間・治療・費用・生活・注意事項-

突発性難聴の入院体験談 -費用・期間・治療・生活-

突発性難聴の完治を目指すためには、早期の治療開始が重要です。

耳が損傷した状態で普段の日常生活を送ると、損傷した耳に負担がかかるため、完治のためには絶対安静が必要です。

そのため、突発性難聴の初期段階における最適な治療は入院です。

しかし入院と聞くと次のような不安を抱きます。

  • 入院期間はどれほどなのか?
  • 入院費用はいくらかかるのか?

 

そこで今回、突発性難聴の重症で入院した私の経験に基づき、次の内容を紹介します。

  • 突発性難聴の入院期間
  • 実際の入院にかかった費用(領収書で紹介)
  • 入院中の具体的な治療法
  • 入院中の生活と注意事項

 

 

突発性難聴の入院期間

  • 1週間が標準

 

突発性難聴では、手術などの大掛かりな治療は不要です。

そのため、入院期間は1週間と短く、退院後は自宅療養で過ごすことになります。

具体的な入院期間の治療と生活は後で触れますが、基本的にはステロイドという薬の点滴のために入院すると思って良いでしょう。

実際の私の入院期間はぴったし1週間でした。

 

なお、突発性難聴は発症直後の治療開始が極めて重要で、特に重症の場合は、入院して集中的に治療を行うことが完治のうえで重要です。

この点については次の記事で紹介しているので、参考にしてください。

 

突発性難聴で早期の治療が大事な理由

https://www.tm-life-agent.com/entry/hearing-loss-action

 

突発性難聴の入院期間中の治療

突発性難聴の入院期間中の治療は極めてシンプルです。

特別な事情がない限りは、基本的に次の5つです。

  1. 1日1回のステロイド点滴(1時間程度)
  2. 毎食後の内服薬
  3. 1日1回の診察(土日・祝日を除く)
  4. 2日に1回の聴力検査
  5. どこかのタイミングでMRI検査

 

治療薬

主な治療はステロイドの点滴です。

ステロイドは副腎皮質ホルモンの1つで、突発性難聴の回復に有効と言われています。

入院しない場合は、ステロイドの薬を毎食後に服用しますが、入院中はより効果を高めるため、点滴でステロイドを補給します。

時間は短く1時間程度で、1日1回です。

なお、ステロイドの投与量は徐々に減らすようになりますが、点滴時間は変わりません。

 

また、抹消神経の回復と血流促進を促す薬を毎食後に服用します。

合わせて、胃の負担を減らすために、胃を保護する薬も服用します。

この薬は入院に限ったものではなく、自宅療養中でも服用するものなので、入院だけの特別な治療ではありません。

既に説明したとおり、突発性難聴の治療における入院で特別なことは『ステロイドの点滴』といってよいでしょう。

 

なお、実際に私が服用した薬の種類と効能を簡単にご紹介します。

 

メコバラミン錠

メコバラミン錠

 

メコバラミン錠は、神経障害を改善し、しびれや痛み・麻痺などの症状を改善する薬です。

神経細胞の回復を促す目的です。

 

アデホスコーワ顆粒

アデホスコーワ顆粒

 

血流を促進し、神経細胞の回復を促進する目的です。

また、めまいにも効果がある薬です。

 

レバミピド錠

レバミピド錠

 

胃の粘膜を保護し、他の薬の服用により胃がダメージを受けるのを防ぐ目的です。

 

診察と聴力検査

診察は1日1回、決められた時間で行います。

時間は3分程度で、特に異常はないか?変化はないか?の確認程度です。

 

聴力検査は2日に1回行います。

なお聴力検査は次の2種類を行います。

  1. 通常の聴力検査(2日に1回)
  2. 言語識別能力検査(1回のみ)

通常の聴力検査は健康診断で行うのと基本的に同じです。

あえて健康診断の聴力検査と異なる点を言うと、骨導聴力を計る検査があることです。

 

聴力には気導聴力と骨導聴力の2種類があります。

気導聴力は空気の振動を鼓膜を介して受け取り、音として知覚する聴力で、これは一般的な健康診断でも行われます。

ヘッドホンからピー・プーといった音が聞こえたらボタンを押す検査の記憶がありますか?

これが気導聴力の検査です。

 

一方の骨導聴力は、骨の振動で音を知覚する聴力で鼓膜を介しません。

そのため、検査するヘッドホンには、音ではなく振動する部品を耳の裏側にあてて、その振動を音として聞こえるかを検査します。

この聴力検査を2日に1回行い、聴力の変化を確認します。

 

言語識別能力検査は、恐らくやったことがない人が多いと思います。

私自身、突発性難聴の入院で初めて行いました。

この検査は、『あ・い・う・え・お・・・の50音』をランダムに話す人の声をヘッドホンで聞き、聞こえた文字を鉛筆で紙に書いていく検査で、この音量を徐々に小さくしていき、聞き取れる音量レベルを確認します。

例えば、『き』と聞こえたら紙に『き』と書き、聞こえなかったら『✕』を書く感じです。

何の意味があるのかわからない方が多いと思います。

 

実は、突発性難聴で聴力が中等度から重症程度まで悪化すると、人の声を言語として認識できない場合があります

私のように突発性難聴の重症になると、聴力がある程度回復しても、人の声をピーやプーといった機械音でした認識することができません。

つまり、機械音を聞き取るよりも、人の言葉を言語として聞き取る方が難しいということです。

この言語識別能力の検査を入院期間中に1回だけ行います。

ちなみに、突発性難聴の重症であった私は、最初の最大音量の時点で判断できなかったため、すぐ検査終了となりました。

 

なお、突発性難聴の回復具合は人によって当然変わりますが、私の場合は退院後に回復傾向が見られました。

ステロイドには即効の回復性はなく、徐々に効いてくるものらしいです。

そのため、入院期間中の聴力検査で回復が見られなくても落胆しないでください。

この突発性難聴の回復記録は次の記事で紹介しているので、参考にしてください。

 

突発性難聴の重症の治療履歴と回復記録

https://www.tm-life-agent.com/entry/hearing-loss-healing

 

MRI検査

突発性難聴はメニエール病などの他の病気と症状が似ています。

そのため、本当に突発性難聴なのか?を確認するためにMRI検査を行います。

 

突発性難聴の入院費用

  • DCP計算方式で1日あたりの入院費用が決まっている
  • 1週間で約10万円

 

DCP計算方式という聞きなれない言葉が出てきました。

この意味は簡単にまとめると次のとおりです。

 

DCP計算方式の意味

  • 特定の病気の治療にかかる1日の費用が決まっている
  • 費用には診察・薬・検査代が含まれる
  • 特別な診療・差額ベッド代・食事費用は別

 

簡単に言うと、病気の治療におけるサブスク(定額サービス)です。

つまり、この病気の入院治療は1日あたりいくらと決まっているということです。

病院からもらったDCP計算方式の説明資料を載せます。

 

DCP計算方式の説明資料

 

なお、突発性難聴に関わらない診療、少人数部屋を希望した場合の差額ベッド代、食事代、生活品のレンタル費はこれに含まれませんので、追加費用を支払うことになります。

要は、余計なことをしなければ、ほぼ費用は決まっているということです。

 

参考までに少人数部屋を希望した場合の差額ベッド代を私の事例でご紹介。

なお、私は大人数部屋にしたので、追加費用はかかっていません

 

部屋の
種類
人数 追加費用
1日あたり
大部屋 6人 なし
中部屋 3人 3千円
個室 1人 2万円

 

個室はかなり高いです。

 

さて、私の1週間の入院でかかった費用を領収書でご紹介します。

合計95330円です。

月をまたいでるので、1月分と2月分の2枚です。

 

突発性難聴の入院費1月分
突発性難聴の入院費2月分
左:2020年1月 右:2020年2月

 

突発性難聴の入院生活

最後に、突発性難聴の入院生活を1日の時間でまとめます。

正直かなり暇です。

とは言いながらも、突発性難聴の原因として

  • 疲労の蓄積
  • 過度なストレス
  • 生活習慣の乱れ・睡眠不足

が挙げられているので、何もしない生活を1週間過ごすのは重要かもしれません。

なお、参考までに入院中の注意事項も触れておきます

これはステロイドの副作用にも関係する重要な内容です。

 

入院生活の1日のリズム

入院初日は血液検査やX線検査などの検査が多いので少し忙しいです。

しかし、それが終わると次の生活リズムで1日が進みます。

※あくまでも私の事例なので病院によって変わることはご理解ください

 

時間 やること
6:00 起床
8:15 診察
(3分ほど)
8:30 朝食
10:00 ステロイド点滴
(1時間程度)
12:00 昼食
13:00
~18:00
聴力検査
(15分程度)
2日に1回シャワー
18:00 夕食
21:00 消灯

 

かなり暇な入院生活であることがわかると思います。

ただし、退院後は、家族との会話やテレビの音で耳が刺激されると、めまいが発生し、疲労もたまり、夜9時には毎日頭痛がする始末でした。

このことからも、入院で何もせず、静かな音だけを聞く生活を1週間だけでも入院で続けることは、突発性難聴の初期段階では重要かもしれません。

 

入院中の注意事項

  • ステロイドの副作用の感染症にかかりやすくなることに注意
  • 外来区域を歩くときはマスク着用が望ましい
  • 手洗い・うがいはこまめに

 

突発性難聴の入院で点滴するステロイドの副作用には『感染症にかかりやすくなる』があります。

入院期間中はかなり暇なので、許されている範囲で散歩をしたくなります。

実際に私は、病院内のいろいろな場所を特に目的もなく歩き回っていました。

病院内のお店に買い物に行くこともあると思います。

しかし、病院はさまざまな病気で困った患者さんが来られる場所です。

そのため、ステロイド点滴で感染症に弱い状態では、外来患者さんから何か感染する可能性があります

 

実際に私は、入院4日目に40℃の高熱を出して苦しみました。

2月ということもありインフルエンザが疑われましたが、検査の結果は陰性。

未だに原因不明ですが、ステロイドはそれだけ副作用が強く、病気をもらう可能性があるということを意識しておきましょう。

そのため、外来区域ではマスク着用、こまめに手洗い・うがいすることが重要です。

 

 

まとめ

  • 入院期間は1週間
  • 治療は1日1回のステロイド点滴が主
  • 入院中はほぼ暇
  • 入院費用は約10万円
  • ステロイドの副作用の感染症に弱くなるは注意

 

突発性難聴は、手術やリハビリなどが不要なため、費用はそこまで高くありません。

入院期間もそれほど長くはありません。

そして、基本的な治療は1日1回の点滴だけのため、入院中の生活はかなり暇です。

しかし、疲労やストレスを解消するには、日常にあった多くのストレスを減らすことは重要です。

治療が早ければ早いほど完治の見込みが高い突発性難聴です。

細かいことは気にせず、1度ゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょうか?

 

なお、突発性難聴に関する次の本が出版されています

  • 突発性難聴の症状別での回復結果が多く紹介されている
  • 日常でできる聴力回復のための工夫(食事・マッサージ・運動など)

について、かなり詳しく書かれています

ただし、序盤は難しい医学の話が続くので、そこは適当に読み流すと良いです。

やはり早めの対策が重要なので、情報を収集して、自分でできることを積極的に試すことは、完治を目指すうえで重要だと思います。

ちなみに私も購入しておりますが、購入したのが発症から3か月後だったので、もっと早めに買っておけば良かったと後悔しています。

 


突発性難聴 完全攻略マニュアル―耳鳴・難聴・めまいは治ります!

 

なお、この本の内容と感想は次の記事で紹介しています

https://www.tm-life-agent.com/entry/hearing-loss-book1

 

また、突発性難聴に関して次の記事も紹介しています。

是非参考にしてください。

 

入院であったほうがいいもの9選

https://www.tm-life-agent.com/entry/hospitalization-necessary-thing

 

入院中の給与保障(傷病手当金)

https://www.tm-life-agent.com/entry/injury-allowance-application

 

落ち込んだときの立ち直り方

https://www.tm-life-agent.com/entry/depressed-feeling-thinking