生活の羅針盤

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【統計】お葬式でのお香典の金額相場 -関係・年代別に全国統計と実体験でまとめる-

お葬式でのお香典の金額の相場-人間関係・年代別-

お葬式のお香典に包む金額は誰もが悩むものです。

あまりに高い金額だと遺族へ余計な心配をさせる一方、少ない金額だと失礼にならないかと何かと気遣うことが多いです。

そこでネットでいろいろと調べても、相場は〇~△万円と範囲で示されることが多く、さらに悩んでしまうことも珍しくないでしょう。

お香典に包む金額は気持ちなので、金額の高い・低いはあまり重要ではありませんが、なるべく人間関係と年齢に見合った金額にしたいものです。

 

そこで本記事では、お香典の金額に悩まれている方に向けて、全国統計と私の父の葬儀で実際にいただいた香典の金額をもとに、次の内容を紹介していきます。

 

  • お香典に包む金額に関する一般常識
  • お香典の金額の全国統計データの結果
  • 私が行った父の葬儀で実際に頂いたお香典の金額
  • その結果をもとに、人間関係・年齢別で香典の相場を整理

 

 

お香典の金額の一般常識

お香典に包む金額には、結婚式のご祝儀と同様にマナーがあります。

『一般的に選ばれる金額』と『避けるべき金額』をまず整理します。

 

お香典で選ばれる一般的な金額

お香典に包む金額の頭の数字は基本的に奇数です。

金額の低い順に並べると次のとおりです。

  • 3千円
  • 5千円
  • 1万円
  • 3万円
  • 5万円
  • 10万円

 

なお、偶数である2千円・2万円もお香典の金額としては問題ありません。

ただし、この2頭の金額をお香典で選ぶ方は少ないので避けた方が無難でしょう。

 

お香典で避けるべき金額

先ほどの一般的な金額と真逆の考えです。

ただし奇数でも好まれない数字があるので、その点は注意しましょう。

基本的なマナーは次のとおりです。

  • 2を除く偶数頭の金額は避ける
    (4・6・8)
  • 9頭の金額は避ける
    (9千・9万円など)

 

お香典の金額の統計データ

お香典の包む金額の統計データは(社)全互協の香典に関するアンケート調査報告書で得ることができます。

本記事では、最新の平成28年調査結果を利用しています。

詳細、またお葬式に関するその他の統計データを知りたい方は、次のリンクを参考にしてください。

引用元:集計結果 | 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会

 

お香典の金額の相場の考え方

本記事で紹介するお香典の金額の相場の考え方を簡単に説明します。

相場を決めるうえで利用する統計データは次の2つです。

  1. 最多回答金額
    最も選ぶ人が多かった金額
  2. 平均金額
    回答の平均金額

 

そのうえで、次の2パターンで相場の金額を決定しています。

 

パターン1:最多回答と平均金額がほぼ同じ

この場合は、最多回答を相場の金額として選定。

 

パターン2:最多回答と平均金額が離れている

平均金額に近い一般的なお香典の金額を相場として選定。

 

お香典の金額は単純な人間関係や年齢だけでは決まらず、お付き合いの深さも関係します。

特に、故人とお付き合いの深い方は相場よりも1ランク上の金額を選ばれることが多いです。

そのため、1ランク上の金額を選ぶ人がそこそこいる場合は、最多回答の金額よりも1ランク上の金額に近い平均金額になります

この場合は全国平均値を相場とするのが無難と考えました。

お香典の金額の相場の決め方を図でイメージしたものが次です。

 

お香典の金額の相場の決め方

 

お香典の金額の相場:家族
祖父母・親・兄弟姉妹

故人と家族関係にある人のお香典の相場です。

親の関係の相場について1点だけ補足します。

結婚で義理の親子関係になった場合は、相場よりも1ランク上の金額を選ぶことがあります

故人の娘さんをいただいた場合がそれに該当します。

 

祖父母

傾向と補足

  • 遺族側の立場となることが多いので、香典を出さない割合が23%と高い
  • 全年代で1万円が約36%と最多
  • 1万円を基本と考え、1ランク上なら3万円を考える
年代 相場 平均金額
(最多回答)
私が頂いた
金額
20代 1万 9386
(10000)
30代 1万 14201
(10000)
40代 1万 17018
(10000)
50代 3万 37646
(10000)
60代
以上
3万 21667
(10000)

 

傾向と補足

  • 遺族側の立場となることが多いので、香典を出さない割合が約30%と高い
  • 全年代の割合で5万円(約20%)を中心に、3万円(約10%)・10万円(約20%)と金額が前後する
  • 5万円を基本と考え、1ランク上で10万円を考える
年代 相場 平均金額
(最多回答)
私が頂いた
金額
20代 3万
30代 5万 32164
(50000)
40代 5万 33715
(50000)
100000(1人)
50代 10万 52171
(100000)
60代
以上
10万

 

親の場合は香典を出さないケースが多いため平均金額が低くなりやすいです。

なお、表中の統計データで『-』となっている部分はデータが少なく参考にならないことを表し、これも香典を出さないケースがあるためです。

そのため、平均金額よりも1ランク上の金額を相場としました。

なお、私が頂戴したお香典の10万円は亡くなった父の娘の旦那さんです。

 

兄弟・姉妹

傾向と補足

  • 全年代で5万円(約25%)・3万円(約25%)と過半数の割合を占める
  • 3万円・5万円を基本に考えて1ランク上の金額を選んでもよい
年代 相場 平均金額
(最多回答)
私が頂いた
金額
20代 1万

13833
(10000)

30代 3万 21400
(30000)
40代 3万 24737
(30000)
50代 5万 51920
(50000)
60代
以上
5万 42568
(50000)
50000(2人)
100000(1人)

 

お香典の金額の相場:親戚
叔父叔母・従兄弟・甥姪

親戚関係の場合は1万円~3万円が相場です。

ただし、親戚関係の場合は、故人との日頃のお付き合いの深さ・頻度がかなり強く影響し、金額の変動幅が大きいです。

私の父の葬儀のお香典から考えて、次のケースの場合は1ランク上の金額になる傾向が強く、上限5万円を考えるとよいでしょう。

 

相場より1ランク上の金額となる要素

  • 新年・お彼岸・お盆でお宅を行き来する関係
  • 法事以外で定期的なお付き合いがある
  • お付き合いの長さ

 

叔父・叔母

傾向と補足

  • 全年代で1万円が約47%と半数の割合を占める
  • 次いで1万円の前後の5千円と3万円が約15%ずつと高い割合
  • 1万円を基本に考えて1ランク上の金額を選んでもよい
年代 相場 平均金額
(最多回答)
私が頂いた
金額
20代 1万

7214
(10000)

30代 1万 11552
(10000)
10000(1人)
40代 1万 12291
(10000)
10000(3人)
50代 3万 21475
(10000)
60代
以上
3万 23442
(10000)

 

従兄弟・甥姪

傾向と補足

  • 全年代で1万円が約35%、5千円が約30%と高い割合を占める
  • 1万円を基本に考え、お付き合いの長さから3~5万円を考えるとよい
年代 相場 平均金額
(最多回答)
私が頂いた
金額
20代 5千

6617
(5000)

30代 1万 7462
(10000)
40代 1万 8926
(10000)
50代 1万 13298
(10000)
60代
以上
1万 17285
(10000)
10000(1人)
30000(2人)
50000(2人)

 

私が頂いたお香典で3万円・5万円と相場よりも高い金額のかたは、新年・お彼岸・お盆でお互いの家を行き来する関係の方です。

年も60代以上と高いため、お付き合いの深さからも相場よりも高い金額になったと考えられます。

 

お香典の金額の相場:仕事関係
同僚・部下・上司・社員の家族・取引先

仕事関係では年齢に関わらずほぼ5千円がお香典の金額の相場です。

ただし、上司より高い金額を選ばないようにする点に注意が必要です。

それを考えると5千円を基本に考えると無難でしょう。

 

同僚・部下・上司

傾向と補足

  • 全年代で5千円が約55%と過半数を占める
  • 次いで3千円が約30%、1万円が約15%
  • 5千円を基本に考え、上司にあたる人が1万円を選ぶと考えてよいでしょう
年代 相場 平均金額
(最多回答)
私が頂いた
金額
20代 5千

4177
(5000)

30代 5千 5541
(5000)
40代 5千 4984
(5000)
50代 5千 5648
(5000)
60代
以上
5千 5525
(5000)

 

社員の家族

傾向と補足

  • 全年代で5千円が約50%と過半数を占める
  • 次いで3千円が約25%、1万円が約15%
  • 5千円を基本に考え、上司にあたる人が1万円を選ぶと考えてよいでしょう
年代 相場 平均金額
(最多回答)
私が頂いた
金額
20代 3千

3661
(3000)

30代 5千 4652
(5000)
40代 5千 5320
(5000)
50代 5千 5326
(5000)
60代
以上
5千 5701
(5000)

 

取引先

傾向と補足

  • 全年代で5千円が約40%と高い割合を占める
  • 次いで1万円が約30%
  • 5千円を基本に考え、会社名義の場合に1万円を考えるとよいでしょう
年代 相場 平均金額
(最多回答)
私が頂いた
金額
20代 1万

7571
(5000)

10000(2社)
30代 5千 5615
(5000)
40代 5千 6933
(5000)
50代 5千
60代
以上
5千 6865
(5000)

 

私の父の葬儀で頂いた1万円は全て会社名義によるものでした。

個人名義の場合は5千円、会社名義の場合は1万円と考えると無難でしょう。

 

お香典の金額の相場:その他
友人・その家族・隣人・近所

親戚・仕事関係を除いた日常生活上での関係でのお香典の相場は5千円です。

ただし、

  • 幼い頃からの友人関係
  • 子どもも含めた家庭全体でのお付き合いがある

といった場合は、お付き合いの深さ・長さから1万円を選ぶ方が多いです。

 

友人・その家族

傾向と補足

  • 全年代で5千円が約55%と過半数を占める
  • 次いで1万円が約20%と高い割合を占める
  • 5千円を基本に考え、付き合いが深い場合は1万円を考えるとよいでしょう
年代 相場 平均金額
(最多回答)
私が頂いた
金額
20代 5千

5130
(5000)

30代 5千 5162
(5000)
40代 5千 5533
(5000)
50代 5千 6000
(5000)
60代
以上
5千 6353
(5000)
10000(多数)

 

年代が上がるにつれて平均金額が上がっているのが明確です。

これは年代が上がるほど故人との関係も長くなるため、お香典で1万円を包む方が増えるからです。

 

隣人・近所

傾向と補足

  • 全年代で5千円が約50%と過半数を占める
  • 次いで3千円が約30%、1万円が約10%
  • 5千円を基本に考え、付き合いが深い場合は1万円を考えるとよいでしょう
年代 相場 平均金額
(最多回答)
私が頂いた
金額
20代 5千

5118
(3000)

30代 5千 4443
(5000)
40代 5千 4139
(5000)
50代 5千 4849
(5000)
60代
以上
5千 5047
(5000)
10000(1件)

 

ほぼどの年代でも5千円が中心であることがわかります。

なお、友人関係と同様、お付き合いの長さや子どもも含めた家庭関係の場合は1ランク上の1万円の場合があります。

私が頂いた1万円の方はお隣さんで、亡くなった父の子ども(私の姉)がそのお隣さんのお子さんと同級生で、長くお付き合いがあった関係にあります。

このように1万円を1つの上限に、お付き合いの深さで金額を考えるとよいでしょう。

 

 

まとめ

  • お香典の金額の相場は上の表を参照
  • お付き合いの深さ・日常的に関わりがあるか?によって相場より1ランクほど金額が上がる

 

お香典は気持ちですので、高いほど良いというわけではありません。

あまりに高い金額をお香典に包むと、かえって遺族の方に変に気を遣わせてしまいます。

そのため、故人との人間関係を踏まえた分相応の金額にすることが好ましいです。

今回ご紹介した相場をもとに、故人との関係性を踏まえて、もし特別な想いやお付き合いがある場合には、相場よりも1ランク上の金額を考えるようにしましょう。

 

なお、葬儀関係で次の記事も紹介しています。

是非参考にしてください。

 

門送りのマナー解説

https://www.tm-life-agent.com/entry/kadookuri-manners

 

お彼岸の意味とお供え物・香典の相場

https://www.tm-life-agent.com/entry/what-equinoctial-week

 

我が家が実践している『お彼岸を楽にする工夫』

https://www.tm-life-agent.com/entry/ease-equinoctial-week