初心者庁 生活局

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『家庭でも気付ける』塾・予備校で成績が伸びない子どもの4つの特徴

勉強

 

3月中旬~4月上旬の春。

塾・予備校がこぞって新入生を大々的に募集する時期です。

特に新中1・新高1といった、新しい学習段階に進む生徒を早く取り込みたいため、春の生徒募集は活気に満ち溢れています。

 

 

最近では、

  • 大学の定員厳格化による一般入試の難化
  • 新しい共通テストの導入による大学入試制度の変更

といった受験環境の変化もあり、早めにこどもを塾・予備校に通わせる親御さんが増えています。 

しかし、塾・予備校に通ってはいるものの、成績が伸び悩んでしまう生徒が毎年一定数いるのが現実

 

 

そこで今回、高校生の数学・物理・化学の理系3科目を11年間指導してきた経験から、

 

家庭でも気付ける

塾・予備校で成績が伸びない子の特徴4つ

 

を、その理由と合わせてご紹介します。

 

 

  • これから塾・予備校を検討している親御さん
  • 塾・予備校に通わせているが、成績不振で悩んでいる親御さん

家庭でも気付ける特徴なので、失敗を避けるためにも是非参考にしてください。

 

 

成績・学力を上げるために必要な2要素

  1. 継続的な勉強時間の確保(量)
  2. 課題に直面したときに変化を起こせる柔軟さ(質)

 

最初に、成績・学力を上げるために必要な2つの要素を説明しておきます。

というのも、この2つの要素のどちらが欠けても、成績は伸びないからです。

逆に言うと、このどちらかが欠けている状態が、塾・予備校に通っても成績が伸びないとも言えます。

 

 

『量より質』とよく聞きますが、成績を上げるためにはどちらも必要です

 

 

継続的な学習量の重要性

  • 単発で勉強時間を増やしても、すぐに忘れる
  • 学習した知識を失った状態では、将来の学習内容の理解に障害が生まれる

 

勉強は前に学んだ内容を活かして、新しい内容を理解していきます。

完全な暗記系科目・内容は別ですが、理系科目は特にその傾向が強いです。

いわゆる『積み上げ型学習』です。 

そのため、前に学んだ内容が頭に残っていないと、新しい内容を理解できず、つまずいてしまいます

 

 

しかし、

  • 中学では、高校受験に内申点を利用する
  • 高校では、指定校推薦のために定期テストを大事にする

という事情もあり、次のような取り組みをする塾・予備校がほとんどです。

 

  • 定期テスト前に集中特訓する
  • 定期テストの過去問で、テストに出やすい問題の解法を習得する

 

残念ながら、定期テストでは、この集中的な対策で、ある程度の成績が取れてしまうのが事実です。

だから、塾・予備校はこの方法を続けます。

 

 

しかし、テストが終わると勉強しなくなるのが子どもです。

そうすると、せっかく勉強した内容もすぐに忘れ、将来の学習でつまづきます。

そして最終的には『わからないけど、やり方だけ覚える』という学習方法に行き着きます

その結果、待っているものは、学校で〇年間勉強したけど、受験前に残っている知識はわずかで、応用力もない、という状況。

なお、入試を待たなくても、定期テストで点数は取れるが、模試で点数が取れない状況は、ほぼこのパターンと考えてよいでしょう。

定期テストとは異なり、模試は過去問の対策がそこまで有効ではないので、真の実力が明らかになります。

 

 

習得したものを自分で使いこなすためには、継続的な実践が不可欠です

勉強に限った話ではありません。

料理でも、スポーツでも1回だけ習ってできるようになる人は、ほとんどいないのではないでしょうか?

 

 

そのため、

継続的な学習習慣

は、学んだ内容を次の学習に活かし、小手先の対策に頼らない実力を磨くために必要不可欠です

 

学習を変化させることの重要性

  • 勉強の質は単純にテクニックを知るだけではない
  • 普段の学習でつまずいたときの対処法を定着させることで、生徒に合った学習法が身に着く

 

勉強のテクニックに関する情報は、今の世の中、本やネットなどで簡単に仕入れることができます。

しかし、勉強でつまずくところが人によって異なるのと同じで、生徒に合った学習の改善方法も人によって異なります

 

 

上手く学習が進んでいるときは問題ありません。

重要なことは、つまずいたときに『何が原因でつまずいたか?』です。

 

 

多くの方は、授業の説明内容が理解できなかったことが原因と思いがちです。

それは、生徒がつまずく原因の1つであるのは事実です。

しかし実際は、単純に説明された内容を理解できなかったことよりも、

  • 授業の受け方
  • 問題演習の取り組み方
  • 復習の取り組み方

という、学習の姿勢面で問題を抱えている生徒が多いです。

 

この課題は、塾・予備校の先生が、つまずき状況と取り組み状況を確認して、1つずつ修正していきます。

そして、それを継続して実践し、正しい学習方法を定着させていきます。

これは習慣が関係する課題なので、一朝一夕で解決する問題ではありません。

 

習慣が関係する『ある意味クセ』と言える課題なので、

  • 新しい学習の取り組み方に抵抗感を抱く
  • すぐに今までの悪い習慣が出てしまう

という障壁から、学習習慣の改善には、先生・生徒にかなりの根気が求められます。

 

だからこそ、

『新しい方法をまず試す』

この変化を受け入れる柔軟性

が、質の改善のスタート地点として非常に重要です

 

 

では、成績アップに必要な2つの要素を踏まえたうえで、本題の成績が伸びない生徒の4つの特徴を挙げていきたいと思います。

どれも家庭で気付ける特徴なので、ご自分の子どもの特徴と照らし合わせて考えてみてください

 

特徴1:やる気がない・乗り気でない

成績が伸びない理由

  • 自主性がなくなり、勉強の継続性がなくなるため
  • 大人の目を気にして勉強が『やったフリ』で終わるため

 

塾・予備校に対して、子どもがやる気を出さない理由はさまざまです。

  • そもそも勉強する気がない
  • 今は必要ないと思っている
  • 塾・予備校の指導方針・学習環境が好みでない

 

いずれにせよ、塾・予備校に入る前にやる気を感じていない場合は、成績が伸びる可能性はかなり低いです。

というのも、勉強には課題に直面した時に踏ん張る忍耐力が求められるからです。

そして、誰しも『自分が望まないもの』に対して、物事を継続することは難しいからです。

それは子ども・勉強に限った話ではなく、大人でも、仕事内容でも同じですよね?

それが子どもであれば尚更です。

 

 

そのため、継続的に勉強ができず、途中で頓挫することが多いです。

または、塾・予備校関係者、親の目を気にして、仕方なく塾・予備校に通い、勉強ではなく『そこにいる』という事実で『勉強しているフリ』をするようになります。

 

 

前者の場合は、継続的な学習量が足りません。

後者の場合は、無駄に時間・お金を使い、結果的に質も伴いません。

授業を受けているフリは、昼寝をしているのと同じようなものです。

 

 

しかし、そんな気持ちにも関わらず塾・予備校に入ってしまうことがあります。

その理由は、子どもの性格にもよりますが、概ね次の2パターンです。

  • 大人(塾・予備校・親)に自分の気持ちを伝えにくい
  • 親が進学実績などを理由に強制的に入れてしまう 

どのパターンでも良い結果を招きません。

 

 

  • 塾・予備校の話を持ち掛けたときの子どもの反応
  • 面談中の子どもの様子

に注意すれば、子ども本人の気持ちを察知することができます

 

  • 表情が暗い
  • 口数が普段よりも少ない
  • う~ん・うん、など自分の意見を伏せるような発言が目立つ

 

このような場合は、決断を急がないようにしましょう

 

  • 一度、家庭など落ち着いた場所で考える
  • 子どもの本音を否定せず、素直に聞く

 

ことを大事にし、無理強いせず、子どもの気持ちが向く方向性を一緒に考えるようにしましょう。

 

特徴2:できた・やったフリをする(嘘をつく)

成績が伸びない理由

  • できないこと(課題)は成長の種
  • 関係者(塾・予備校・親)が成長の種を見逃してしまう

 

授業・宿題・テスト、いずれにせよ、どのタイミングでもできないこと・わからないことが生まれるのは当然です。

そして、そのできないもの(課題)をできるようにする(解決)することの繰り返しで、子どもの理解力と対処能力が向上していきます。

 

 

しかし、『できない=悪いこと』と思う子どもは、そのできない・わからない事実を隠そうとします

平たく言えば、嘘やカンニングです。

 

 

そうすると、塾・予備校の関係者だけでなく、親御さんも、普段の学習が上手く進んでいるものだと勘違いし、修正・成長のきっかけを失います。

そして、積もり積もった『できない』の結果、さまざまな場面で学習につまずきます。

それが長期化すると、

嘘をついて自分の問題を隠す悪癖が習慣化する

という、悪い事態を招くことになります。

 

 

このような嘘をつく子どもに見られる特徴は

家庭内でも嘘をよくつく

という傾向が見られます。

言葉は悪いですが、家庭内での関係が上手くいっていないケースが多いです。

恐らく、『できない→悪いこと→怒られる』という、負の流れを予見しているからです。

大人でも同じです。

 

 

この場合、塾・予備校関係者ができないことを受け入れる体制も必要ですが、家庭でも

『できないこと・過ちをまず認める』

という姿勢が重要になります。

 

もしこの傾向が見られる場合は、

  • 過ちや嘘をついたことを、怒らずにまず認める
  • どうしてそのように行動したのか?の本音を聞こうとする
  • それに対して、否定的ではなく、建設的な方向性をお互いに話し合う

という場を、しっかりと設け、それを継続することが大事にしましょう

 

特徴3:人の話を聞かない(頑固)

成績が伸びない理由

  • うまくいってないのは、今の学習姿勢に問題があるから
  • それを変化させ改善するのが成長
  • それを試さずに拒否し、同じつまずきを繰り返す

 

習慣は、良くも悪くも、数日単位ではなく、長期的な生活の中で身につくものです。

 

 

少し余談になります。

過去に、小学校の課題で、ひっ算の下の線を定規で引かなかったことを理由に、宿題のやり直しをさせられたという出来事がありました。

私個人の意見ですが、線が曲がっていようが、無かろうが、安定して正解に辿り着いてさえすれば問題はなく、定規で線を引くという『1つの儀式』のようなものは不要だと思っています。

 

 

しかし、怖いことに、幼稚園、小学校、中学校、・・・と年を重ねる中で教わる中で、

どう考えても無意味なこだわり

から逃れられない子どもがいることは事実です。

 

計算においてひっ算は計算の手段の1つに過ぎず、目的は正しい計算結果を得るです。

目的である結果が安定して得られているのであれば、その作法の強要に意味はありません。

間違えたときに答えを赤ペンで書くのも同じですね。

間違えた問題に印をつけて、黒字で自力でできるまでやり直しすべきです。

この赤ペン文化は、答えを書き写して勉強終わり、の習慣を作っている悪癖だと思っています。

しかし、学校の強制から、そのようなこだわりを持ち続ける子どもがいるのは事実です。

 

 

つまずいたときに、改善のキッカケがある

言い換えれば、今までのやり方を変える or 新しい方法を試す、1つのキッカケになります。

 

 

しかし、今までやってきた方法にこだわり続ける子どもは、新しい方法を試しません

話しを聞いても、聞いたふりをして、それを試そうとしません。

その理由の1つに『過去にそう教わった(指示された)から』です

 

そうなると、新しい試みを一切試さなくなります。

その結果、自分で試行錯誤をせず、継続的かつ自発的な良い改善循環を作り出せずに伸び悩むことになります。

 

 

このような場合、

  • やり方を強要しない
  • 上手くいかないときに、新しい方法を一緒に考える
  • 検討→検証→再検討の繰り返しで、試行錯誤の意味を一緒に考える

という環境を、家庭内でも取り入れることが大事にしましょう。

 

特徴4:部活動で時間が足りない

成績が伸びない理由

  • 単純に勉強時間が足りないから
  • 塾・予備校で教わるよりも、学校と家庭内学習を優先すべき

 

強豪の運動部、文化部(吹奏楽部など)が代表的です。

中学でも、部活動後の自主練習という名の実質的な部活が夜遅くに及ぶことは珍しくありません。

高校になると、夜8時まで部活をすることはザラです。

ましてや、そこから自主練を始めると、勉強を始められるのが夜9時になっても当たり前です。

 

 

しかし、1日24時間という時間の進みは平等です

その平等な時間の中で、残された数時間をどう使うのか?

部活動で忙しい子どもは、他の人よりも時間の使い方を『よ~く』考えなければ、学校と塾・予備校の両立は実現できません。

 

 

そして、学校はただ授業を受ける場ではありません。

当然、課題も出ます。

その課題に費やす時間も考えなければなりません。

 

 

仮に1日1時間だけでも塾・予備校に通ったとします。

  • たった1時間で何を解決できるのか?
  • それだけ解決したいテーマが毎回の授業にあるのか?
  • 塾・予備校は、その限られた時間で何を指導するのか?

 

この全てがマッチングしないと、無駄に時間とお金を費やすだけになります。

 

子どもが希望する部活がどの程度の活動時間なのか?は事前に知ることができます。

そのうえで、もし部活の活動時間が長い場合は

  • 無駄な時間を作らず、しっかり睡眠時間を用意する
  • 学校の授業、授業後の質問で課題を解決する
  • 自宅で勉強に向かう(必要に応じて)

という生活スタイルを検討・実現が第一優先です。

 

 

しかし、よく勘違いされるのが

塾・予備校に通う=勝手に成績が上がる

です。

 

親御さんよりも、子どもの方がそう思う割合が高いです。

一流のコーチにつきたい、という気持ちに近いなのでしょうか。

子どもは良くも悪くも、時間という現実を無視して、自分の理想像を目指します。

だから文武両道をしたいという願望を持ちたがります。

 

 

しかし、はっきり言います。

そんな都合のよい塾・予備校はありません!

 

塾・予備校には、年間を通じた指導計画があります。

また個別指導では、子どもが困ったテーマに特化して指導することができますが、個別指導に毎回頼る状況であれば、限られた学習時間でも対処は不能です。

困るタイミングも違います。

困る科目も違います。

 

その困った状況を柔軟に対処する一番の方法は、学校の授業と先生への質問以外にないと思います。 

 

普段の学校生活の中で課題を解決していく

という行動を習慣として実現することが最優先です

 

まとめ

塾・予備校に入っても成績が伸びない子どもの特徴

  • やる気がない・乗り気でない
  • できた・やったフリをする(嘘をつく)
  • 人の話を聞かない(頑固)
  • 部活動が極端に忙しい

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、塾・予備校側にいた人物からの意見でしたが、この4つの特徴は、塾・予備校に通っても成績が伸びない可能性が高いです。

そして、ところどころで触れましたが、家庭環境での親と子の接し方で、成績が伸びるかどうかの要素があります。

 

塾・予備校=成績を上げてくれる

 

このお金で解決する丸投げ感覚ではなく、

  • 子どもの気持ち
  • 子どもの性格や特徴
  • 子どもの生活事情

をしっかり考えたうえで塾・予備校を検討しましょう。

 

そうしないと、お金と時間をただ浪費してします。