生活の羅針盤

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【体験談:散歩で改善】自律神経の乱れによる不調(めまい・ふらつき・震え・肩こり・気分の落ち込みなど)

【体験談:散歩で改善】自律神経の乱れによる不調(めまい・ふらつき・震え・肩こり・気分の落ち込みなど)

自律神経が乱れると、日々の生活に困る多くの不快な症状で悩み苦しむことになります。

私は現在、精神安定剤の減薬・断薬中で、薬の離脱症状から自律神経失調症で挙げられる様々な症状と戦っています。

多くのストレスを感じないよう自宅で安静にしていますが、それでも完全にストレスを断ち切ることは難しく、症状がなかなか良い方向に変わっていきませんでした。

そこで素人ながらも色々と改善策を探した結果、行動を起こしやすい『散歩』を1ヵ月継続したところ、全てとは言いませんが苦しんでいた不調の一部をかなり抑えることができました

散歩が健康に良いことは有名ですが、それを体験談として目にする機会はあまりありません。

そこで本記事では、自律神経の乱れから起こる次の不調が散歩で改善された私の実体験を紹介します。

 

散歩で改善された症状

  • めまい・ふらつき
  • 体のこわばり・震え
  • 強い肩こり
  • 気分の落ち込み

 

これらの症状で苦しんでいる方は本記事を是非参考にしてみてください。

今抱えている不調を改善するキッカケを掴めるかもしれません

 

 

自律神経が乱れる原因は?

自律神経が乱れる原因を挙げればキリがありません。

その数ある原因の中でも、今回注目したい原因はストレスと血行不良の2つです。

 

まず原因の1つであるストレスですが、これはあまりにも有名なので細かく説明する必要はないでしょう。

ストレスが原因でめまいは起こりますし、体が緊張することで『こわばり・震え』といった症状を覚えます。

ストレスの厄介な点は、ストレスの蓄積で睡眠の質が低下し、疲労が回復しにくくなることで更なる不調を招くという点です。

この悪循環を起こさないためにも、ストレスに強い体質を作ることが重要です(※後述しますが、ストレスを解消することよりも、ストレスに強い体質を作ることがまずは重要だと私は考えています)。

 

また、もう1つの原因である血行不良が起こると体のコリにつながります。

当然ですが、コリが起こると体が動かしにくくなり、程度が悪いと痛みも感じるようになります。

そうなると、日常生活の運動面で不都合が起こるのと同時に、その不快感から更なるストレスを感じるようになります。

 

なお、専門的に見れば、自律神経が乱れる原因には他にも多くのものが考えられるでしょうし、それは当然だと思います。

しかし、それらを色々と考えるのは、私のような素人には難しいですし、一気に対処することもできません。

下手をすれば、この行為自体がストレスにつながってしまいます。

今回、私がストレスと血行不良という2つの原因に注目したのは、わかりやすいし、もっともらしいからです。

少なくとも『これが改善されれば今よりも良い方向に向かうだろう』というものに目を向けた結果が、この2つの原因というわけです。

そして、この2つの原因は、散歩で改善が期待できるものでもあります。

散歩で期待できる効果

まず散歩で朝日を浴びることで、幸せホルモンと呼ばれる神経伝達物質『セロトニン』が体内で分泌されやすくなります

セロトニンは精神を安定させる働きがあるので、セロトニンが分泌されやすい状態を作ることで気持ちを安定させることができます。

これによりストレスで精神が乱れるのを抑えることができ、意欲や集中力の向上につながります。

なお、セロトニンは午前中に体内で生成されるため、朝に散歩をすることが大事です。

 

朝日が重要ならば、散歩をしなくても朝日を浴びるだけで十分ではないか?と思う方もいらっしゃると思います。

確かに朝日を浴びるだけであれば散歩をする必要はありません。

しかし、朝日を浴びるだけでなく、リズミカルな運動でセロトニンの分泌が促進されることがわかっているので、朝日を浴びるのと同時に、一定のリズムで体を動かす散歩の方がストレス耐性を身に付けるうえでより効果的と言えます。

ちなみに、これらの内容は既に科学的に証明されています。

散歩・セロトニン・ストレスといったキーワードで検索すれば数多くの情報を見つけることができるので、より詳しい情報を知りたい方は是非調べてみてください。

 

なお、ストレス対策であれば、趣味に没頭したり、カラオケや旅行でストレスを発散させることを考える人もいらっしゃると思います。

しかし、これらの方法や既に持っている自分の趣味で簡単にストレスを解消できるのであれば、今のように自律神経が乱れるまで苦しむことはないだろうというのが私の考えです(ストレスの程度の問題でもありますが)。

ストレスの発散方法に頼りすぎると、不調を治すための趣味探しで逆にストレスをためることになるかもしれません。

色々試しても状況が改善しないのは大きな苦痛ですからね。

確かに、自分に合った楽しみ方でストレスを発散することは人生において大事だと思うので、長期的に考えていきたいテーマではあります。

しかし、これは急いで探すものでもなければ、自分の不調を治すための手段でもなく、人生を楽しむ手段であるべきだと思います。

むしろ、ストレスを発散するのではなく、ストレスに強い体質を作ることが不調を改善するための第一歩ではないでしょうか?

意識や考え方を変えるのは結構難しいです。

しかし『体質を改善するために散歩する』という行動は起こしやすいと思います。

科学的に証明されているものであれば尚更ですよね?

その点で、散歩はストレスに対して非常に有効な手段だと思っています。

 

また、散歩には体を動かすことで血行を改善する効果も期待できます

長時間の正座やイスへの着座など、同じ姿勢を続けていると血流が悪くなり体がコリやすくなります。

その点、散歩は激しすぎない適度な運動として有名です。

散歩で体を動かすことで血流が良くなりますし、足を動かすことで足の末端の血液を流しやすくなります。

また、散歩により第二の心臓と呼ばれる『ふくらはぎ』を適度に鍛えることができます

ふくらはぎが鍛えられると、血液を運ぶポンプの機能が強くなり、体の末端まで血液が届きやすくなります。

鍛えると言ってもアスリートのような強靭な筋肉は不要で、散歩で鍛えられる程度の筋肉があれば十分です。

私のように自律神経の乱れで体調が悪い人は家にこもりがちで運動不足気味ではないでしょうか?

調子が悪くて横になっている時間は長くないですか?

散歩は長時間やる必要はありませんし、負荷も強くないので怪我の心配が少ないです。

また、場所も選びませんし、特別な道具もいりませんし、お金も掛かりません。

これだけ経済的で健康的で簡単な運動は少ないでしょう

適度な散歩で体を動かす習慣を身に付けることで、体のコリが減り、最低限の運動機能を維持することで、ふらつきなどの防止が期待できます。

体験談:散歩による不調の改善

以上の理由から、体の不調が改善する確信はないものの、やって損することはないと思い毎朝の散歩を始めることにしました。

時間帯は朝ドラを見終わった後の朝8時半から30~60分。

コースは、道が広くて人が少なく歩きやすい近くの川の土手沿い。

見晴らしが良くて朝日を浴びやすいコースにしました。

 

では散歩を始めてから、どのような変化が訪れたのか?

 

散歩を始めてからの2週間は、正直、特別大きな変化は感じられませんでした

調子が悪いと思う日は、歩いていてもふらつくし、足をうまく動かせずにつまずくこともありました。

少し頭を振ると、めまいでフラフラすることも珍しくありませんでした。

当然、午後くらいになると肩こりでゴリゴリと音が鳴ります。

特別変化のない、調子の悪い普段の日常が過ぎていくだけでした。

こんな状況でしたが、他の病気の治療と同じく一朝一夕で変化が見られるようなものでもないだろうし、散歩自体は結構気持ちが良いと感じていたので中断せず散歩を続けました。

 

体調の変化を感じるようになったのは、散歩を始めてから3週目に突入したあたりです

まず、散歩中も家で過ごす日中でも、めまい・ふらつきを感じることが無くなりました。

そして歩くときはしっかりと足を上げ下げでき、活き活きと歩けるようになりました。

気分的なものですが、前よりも堂々としていられるようになった感じがします

そしてゴリゴリ鳴る肩こりも大分減りました。

当然、パソコン作業などで同じ姿勢を続けていると多少の肩こりや足のしびれを覚えますが、前よりも程度は軽く、短い一時的なもので収まるようになっています。

 

自律神経の乱れによる不調の全てが無くなったわけではありません。

不安や心配ごとで突発的な動悸や息苦しさを覚えることは今でもあります。

しかし、散歩を習慣化することで、自分が感じていた不快な症状が確かに収まりつつあるのは事実です。

そして今では、散歩をすることが楽しみになりつつあります。

先ほど、気持ちが堂々としてきたと述べましたが、以前よりも前向きな自分ができつつあるのでしょう。

すぐに全てが改善するわけではありませんが、毎朝の散歩を始めたことで、体の調子が徐々に良い方向に向かっているので、これからも散歩を続けるつもりです。

その結果、恐らく今よりも更に調子の良い自分に出会えるでしょう。

そうなれば、今よりも更に活動の幅を広げることができるようになるでしょう。

 

どうでしょう?

自分で言うことではありませんが、結構ポジティブなことが書けていますよね?

それだけ散歩で体の調子が良くなっていると思っていただければと思います。

 

 

まとめ

  • 散歩で朝日を浴びることで幸せホルモン『セロトニン』の分泌が促されて精神が安定する
  • 適度な運動で血流が良くなり体のコリが緩和

 

散歩は誰でも気軽に始められる運動です。

散歩を始めてすぐには体調の変化には気付けないかもしれません。

しかし、私の体験では3週間ほどで体調の変化に気付くようになります。

自律神経の乱れによる不調を改善したいけど何をしたら良いのかわからない人は、まずは毎朝の散歩を始めてみては如何でしょうか?

全ての不調とまではいかないかもしれませんが、今よりも調子が良くなるでしょう。

健全な体を取り戻すためにも、散歩でより良い未来に向けて大きな一歩を踏み出してみましょう。