初心者庁 生活局

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【体験談】慣習の根強い実家で家族葬を選んだ『意外な理由』と『その結果から学ぶ心構えとアドバイス』

家族

この記事では、世間であまり紹介されていない『家族葬を選んだ意外な理由』と『その後のご近所付き合いの変化』について、私の実体験にもとづいて紹介します

 

現在では、故人がお世話になった人を幅広く呼ぶ一般葬ではなく、身内だけで葬儀を行う家族葬を選ぶ方が増えています。

その理由はあとで簡単に触れますが、私は世間で言われる理由とは全く異なる理由で家族葬を選びました

 

これだけ聞くと、

・何か特別な理由なのでは?

・あまり一般的な理由じゃないのでは?

と思うかもしれません。

 

しかし、今のご時世だからこその理由だったと、私は考えています

そのため、多くの方にも通じる理由だと思っています。

 

なお、今回の記事は次の方に向いています。

 

この記事に向いている人

・家族葬を考えているが、こんな考え方もあるんだと知りたい人

・昔からの慣習が根強い地域で実家を持つ人

・残った遺族の人数が少ない人

 

また、家族葬後の人間関係の変化についてもご紹介します。

人間関係でトラブルが起こりやすいと言われる家族葬。

実際の私の経験をもとに、人間関係がどう変わるのかの参考にしてください

 

 

葬儀で家族葬を選ぶ理由

まずは、世間で一般的に言われている『家族葬を選ぶ理由』をご紹介。

さらに、実際に家族葬をした経験から、それに対する私なりの考えも述べます

 

世間一般で家族葬を選ぶ理由

理由1:高齢になるにつれて、故人の付き合いが狭くなった

高齢になればなるほど、今までお付き合いした方で先に亡くなられる方が増えます。

また、会社を退職すれば、会社でのお付き合いも減ります。

そのため、故人とお付き合いしている人がそもそも少ない場合があります

 

この場合は、あえて家族葬と言わなくても、身内中心の葬儀になります。

 

理由2:葬儀の費用を抑えるため

これもよく言われる理由です。

家族葬であれば、お呼びする方が少なくなります。

そのため、葬儀にかかる次の費用を抑えることができます。

 

家族葬で抑えられる葬儀費用

・小さい斎場で十分なので、斎場費が安くなる

・お返しの品が少なくなり、費用が安くなる

 

しかし、注意してください!

家族葬だからこそ、葬儀の費用が高くなることがありますよ!

 

家族葬で葬儀費用が高くなる理由

参列者が少ないため、お香典でいただくお金が減る

 

したがって、家族葬だから葬儀が安いと言い切れないと、私は考えています。

では実際にどのくらいの費用がかかるのか?

そのポイントを知らないと、逆に費用は高くなります。

 

これは次の記事で、実際にかかった家族葬の費用を紹介しているので参考にしてください

www.tm-life-agent.com

 

理由3:親しい関係で落ち着いた葬儀が行える

お葬式は故人との最期のお別れの場です。

家族葬であれば、参列者は気の知れた関係の方だけになるので、落ち着いて最期のお別れができます

 

逆に一般葬では、幅広い方が参列されるので、遺族は挨拶などの対応に追われます

そのため、遺族自身が落ち着いて葬儀を行えません。

 

実際に私は、近い親族の方のみをお呼びしたので、非常にゆっくりした雰囲気で葬儀を行えました。

参列にお越しいただいた方と会話する時間も十分に作れました。

また遺影を見ながら、故人の思い出話もできました。

 

この落ち着いて雰囲気で葬儀が行える点は、家族葬のメリットだと実感しています

特に、心身が疲弊している状態なのでなおさらです。

 

ではそんな理由に当てはまらない、私が家族葬を選んだ理由に迫ります。

 

私が家族葬を選んだ理由

今後の法事のお付き合いの幅を狭めるため

1:地域の古くからの慣習を断ち切る

2:親族間の法事の頻度を下げるため

 

平たく言ってしまうと、人間関係を断ち切るためです。

つまり、葬儀に呼ばないことで、お互いの家庭の関係を終わりにします、ということを家族葬という形で間接的に伝えた、ということです。

 

これだけ聞くと、少し冷たい印象を受けるかもしれません。

 

しかし、私の実家は、その土地柄から、次の2つのしがらみがありました。

・田舎特有の葬儀の慣習がある

・実家の近くに住んでいる親戚が多い

 

父が亡くなってから、実家に残るのは高齢の母と私のみです。

そして私は、家から少し離れた市で一人暮らしで仕事をしています。

限られた人数で、古くからの慣習を続けるのは、正直無理という結論なわけです

 

では、この慣習とは何なのか?

 

次に、この慣習を具体的に紹介していきます。

今は実家を離れていても、こんな慣習のある実家を持つ方は、将来に備えて、気持ちの準備をしておくことをお勧めしますよ

 

続けられない慣習1:一家のつながり

一家(いっけ)

古くまでさかのぼると、同じ血筋にある家庭同士の集団

 

慣習

・同じ一家で不幸があったら、その葬儀をお手伝いする

・葬儀業者の手配・お葬式の受付など内容はさまざま

 

つまり、自分の家庭の不幸以外にも、さっそうと駆けつけてお手伝いします。

昔では、自宅でお葬式を行うことが多かったです。

そのため、お料理の準備も含めて人手が必要だったことの名残りです。

 

しょっちゅう不幸が起こるわけではありませんが、

・亡くなった日

・お葬式の日(通夜・告別式なら2日)

と、複数日に渡ってお手伝いに駆けつけなければならないのは、かなりしんどいです

さらに、今では葬儀業者の方が大部分の作業を請け負ってくれ、お手伝いすることは、ほとんどありません。

 

しかし、この慣習が未だに続いているのが実際でした。

これは残った母と私が日常的に対応するのは困難です。

 

続けられない慣習2:親戚回り

法事・お彼岸・お盆・新年で、お互いの家を行き来する

 

古くから同じ土地に住み続ける人が多い地域なので、親戚の多くが近くに住んでいます。

そのため、

・季節のイベントのたびに、お互いの家に行き来し、挨拶することが慣例

・何かしらの品物をお渡しするための準備は必要で、逆にお返しの品も準備が必要

 

私と同じように、就職してから実家を離れる方は多いと思います。

しかし、自分が実家を離れても、実家ではこのような慣習が続いているわけです。

 

法事だけならともかく、お彼岸やお盆・年始は期間が決まっています。

・来客を考えると安易に家を空けられない

・挨拶に伺う家庭がそもそも多い

 

残った母と、離れた場所で仕事をしている私だけで行うのは現実的ではありません

 

私が家族葬を選んだ理由の結論と考え

以上の内容を踏まえて、私の経験から家族葬を選んだ理由と、それに対する考えを述べます。

 

家族葬を選んだ理由の結論

・残された家族で、今まで通りの慣習のお付き合いの継続が無理

・家族葬に呼ばないことで、お付き合いを終わりにすることを間接的に伝えた

 

家族葬を選ぶことに対する私の考え

・故人への想いも重要だが、残った遺族として今後のお付き合いを考えることも重要

・世代が変わるにつれて、地域の考え方や慣習も現代に合わせて変化する

 

時代が移り変わり、世代も変われば、色々な変化が生まれます。

・その地域にずっと住み続ける時代ではなくなる

・子どもの就職を通じて、家族、親族がさまざまな地域に住みバラバラになる

・核家族化が進んでいく

 

昔からの慣習を引き継ぐことも大事です。

しかし、社会の変化に合わせて、残った遺族側の生活と照らし合わせて考えることも重要です

 

故人への想いは大事ですが、残った遺族が大変な思いをするのを故人は望むでしょうか?

残った遺族側の視点で葬儀を考えることも重要だと、私は考えます

 

家族葬にしたことで起こった人間関係の変化

家族葬では、葬儀に呼ばれなかった家庭と不仲になることがあると言われます

これは事実だと思います。 

この『家族葬後の人間関係の変化』について、私の実例を紹介します。

 

人間関係の変化1:呼ばなかった家庭との連絡がなくなった

私が行った父の家族葬では、父の母方の従兄弟さんを呼びませんでした。

逆に父方の従兄弟さんは呼びました。

 

その結果、父の母方の従兄弟さんの一部の方は、葬儀後に弔問にお越しいただきましたが、それ以降で家庭間のやり取りはなくなりました

当然、今まで通りのの家庭間での行き来もなくなりました

 

少し寂しく思うかもしれません。

しかし、それを割り切って家族葬を選んだので、後悔はありません。

 

人間関係の変化2:一家のお手伝いに呼ばれなくなった

父の葬儀の2週間後に、一家の方が亡くなったとの訃報が回覧で届きました。

 

今までの慣習ならば、同じ一家なので、まず電話連絡があったはずです。 

しかし、同じ一家で仲の良いお隣さんに聞くと、私の家以外には連絡があり、亡くなった当日に集合したとのこと。

私の母は動揺し、行ったほうが良いのか落ち着きませんでしたが、これは割り切りの結果です。

 

もしかしたら気を遣ってくれたのかもしれません。

逆に、同じ一家同士のお付き合いはもうしない、と思われたのかもしれません。 

どちらが真実かわかりませんが、そう割り切った以上、覚悟すべき結果でしょう。

 

変わらなかった人間関係:ご近所同士でトラブルはなし

逆に、親戚や一家といった特別な間柄以外で、村八分のような扱いがなかったのは幸いです

 

家族葬を選ぶ上での心構えとアドバイス

ポイント

最後に、家族葬を選んだ私の実体験から学んだ『家族葬を選ぶ上での心構えとアドバイス』をご紹介します

運よく、村八分のような事態は避けられましたが、そうとは限りません。

 

この点は、その土地が時代に合わせて変化しつつあるのか?を知ることが、実は重要です。

この土地の変化については、アドバイスとして説明したいと思います。

 

家族葬を選ぶときの心構え

周囲とのお付き合いが変化することは覚悟しておく

・葬儀に呼ばなかったご家庭とのお付き合いはなくなる

・周囲から多少の批判が生まれることはある

 

これは家族葬で必ず付きまとう不安です。

故人とお付き合いのある方は、葬儀で最期を見送りたいと思うのが自然です。

 

しかし、私が家族葬を選んだ理由は『今までの関係を断ち切る』です。

その結果、お呼びしなかった家庭との関係が希薄になるのは当然です

直接言われなくても、裏で多少の批判は出ていると思います。

そのため、家族葬を選ぶ場合には、村八分とは言わないまでも、今までお付き合いしていたご家庭との関係が薄くなることは、あらかじめ覚悟すべきことです。

 

家族葬を選ぶ上でのアドバイス

アドバイス1:親しい関係の方には事前連絡

お呼びしない方には事前に『家族葬で』と伝えておく

 

これは完全に私見です。

 

世間一般では、次のような意見があります。

家族葬を行ったあとに、家族葬にて執り行いましたとお伝えする

 

しかし、私の経験では、今までお付き合いのあったご家庭には、最低限、次の2点は、事前に伝えたほうが良いと思っています。

 

家族葬でも親しい間柄には事前に伝えるべき内容

・故人が亡くなったこと

・葬儀は家族葬で執り行うこと

 

というのも、古くからその土地に住んでいる方の多い地域では、

・人の出入り

・噂

で、結構簡単に故人が亡くなったことが知れ渡ります。

 

実際に私の場合も、どこで聞いたのか、葬儀業者やお寺さんに葬儀の日時の問い合わせが何件かありました。

 

そのため、葬儀後に亡くなった連絡を聞くと、何故教えてくれなかったのか?

という気持ちで、相手は当然良い気分にはなりません。

 

それを避けるためにも、家族葬で行う特別な理由を言わなくても、亡くなったことと家族葬で、という2点は事前連絡が無難だと思います。 

実際に、私はお呼びしない親戚に電話をし、葬儀は家族葬で行います、とだけ伝えたところ、相手も呼ばれていないことを察知してくれました。 

 

ただ1点、親戚には連絡したけれども、一家には何も連絡しなかったことは後悔しています。

いくら慣習を断ち切るという目的であっても、最低限、お手伝いは不要とでも事前に伝えておけば、相手に不快な思いをさせずに済んだと思っています。

 

アドバイス2:地元の風土に変化がないか確認する

・葬儀業者に、自分の地元で家族葬が増えているか確認

・実家の地域に、新しい家庭が入りつつあるのかもポイント

 

私は家族葬を決める前に、葬儀業者に『この地域で家族葬が増えているか?』を確認しました。

その結論は『増えている』でした。

 

私の実家の地域は、昔ながらの家も多い一方、新しく家を建てて移り住む人も増えていました。

そのため、新しく移ってきた人が葬儀を行う場合は、今までの慣習に縛られない形で葬儀を行っていました

これが徐々に、地域全体に葬儀に対する考え方の変化を生んでいったものと考えています。

 

このように、

・その地域で新しい家庭が増えているか?

という点は、家族葬を選ぶ上での意外に重要な判断材料になります

 

まとめ

・家族葬は、お付き合いを継続できないご家庭との関係を断ち切ることになる

・遺族が、今後もお付き合いを継続できるかの視点で考えることも重要

・家族葬を選んだ理由をしっかりもち、葬儀後の出来事に対して心構えを持つ

・家庭関係を考え、最低限、一報入れるべきご家庭には家族葬の連絡をすると無難

・地域で家族葬が増えているかの確認は、1つの安心材料となる 

 

いかがでしたでしょうか?

 

家族葬を選ぶ理由はさまざまで、それで良いと思います。

そして、社会の変化に合わせて、葬儀の在り方が変化するのも当然だと思います。

 

故人への想いを大事にしながらも、残った遺族側の視点で考えてみる、という見方で葬儀の在り方を考えてみてはいかがでしょうか?

 

よい選択ができることを願っています。

【体験談】お寺での四十九日 準備の流れとポイントを徹底解説!

四十九日の法要の準備のサムネイル

お寺(菩提寺)で四十九日の法要を行うための準備と、その流れやポイントを、全ての準備を自分で行った私の体験にもとづき解説していきます。

※菩提寺(ぼだいじ):自分の家のお墓があるお寺のこと

 

なお、今回解説する四十九日の法要に向けた準備における前提条件は、次のとおりです。

 

四十九日の法要の実施状況

・菩提寺で四十九日の法要を行う

 すでにお墓があり、お墓の用意は不要

・仏壇はすでにある

 仏壇の用意は不要

・親族のみで行う

 大規模でない20~30名程度の規模

 

この条件であれば、葬儀業者に準備を依頼しなくても、四十九日の法要に向けた準備を全て自分で行えます!

また、この条件に当てはまらなくても、四十九日の法要で準備するものは、大きく変わりません。

 

なお、多くの葬儀業者のサイトでも、四十九日の法要の準備を解説しています。

しかし、意外にも細かい点に触れていないのが実際です。

その四十九日の法要の準備における細かいポイントについても触れ、より参考になる情報をお伝えしたいと思います

 

 

四十九日の法要の準備がなぜ重要か?

四十九日は、故人が閻魔様の裁判を受け、来世の行き先が決まる重要な日です

そこで、故人が極楽浄土へ行けるように願って法要を行うのが四十九日の法要です。

 

そのため、故人が亡くなった日を1日目とし、49日以内に四十九日の法要を行います。つまり・・・

お葬式から四十九日の法要まで時間がない!ということです。

 

そのため、準備に時間のかかるものから順番に手配することが重要です

 

四十九日の法要の流れから準備するものを知る

細かい説明の前に、お寺で行う四十九日の法要の大まかな流れを簡単に紹介します。

大体の流れを把握し、そこでどんなものを四十九日に向けて準備するのかを、ざっくりと知っておきましょう

 

四十九日の法要の流れ1:本堂で住職が読経

お寺

まず本堂で住職が読経します。

そのとき、祭壇にはお葬式と同様に、さまざまなものを準備します。

 

祭壇には、お葬式と同様に、祭壇を飾るお花(生花)・果物といった供物を捧げます

これらは、お葬式では葬儀業者が準備しますが、自分でやる場合には、これらの供物も自分で準備します

 

なお、お葬式と異なるのは次の2点。

・棺でなく骨壺

・木の位牌ではなく本位牌

 

お葬式では木の位牌(仮位牌)を使います。

これは、四十九日の法要で本位牌に故人の魂を移すまでの仮の位牌です。

そのため、四十九日の法要では、仏壇に置く本位牌を用意します

また、四十九日の法要では納骨を行うため、骨壺も準備します。

 

なお、四十九日の法要でも、お布施・御膳料をご住職にお渡しすることは、お葬式と変わりません。

 

祭壇に準備するもの

・骨壺

・遺影

・本位牌

・供物(生花・果物など)

 

ご住職にお渡しするもの

・お布施、御膳料

 

四十九日の法要の流れ2:納骨

お墓

読経が終わったら、全員でお墓に移動し、骨壺をお墓の下の納骨堂に納めます。

このとき、普段はフタを閉めている納骨堂を開けることになります。

この納骨をお手伝いしてくれるのが石材屋さんです

 

また納骨が終われば、故人はお墓にいることになります。

そこで、お墓に故人の名・戒名を彫る必要があります

しかし、彫刻はすぐにできるものではありません

 

つまり、次の2点を石材屋さんに依頼する必要があります。

・四十九日の法要前に、墓石に彫刻

・四十九日の法要当日に、納骨のお手伝い

 

また、納骨が終わった後は、親族でお線香をあげます。

そのお線香も必要ですが、お墓の花立に新しいお花を添える必要があります。

そこで、納骨のための『お線香とお花』も事前に準備する必要があります

 

さらに、お墓の後ろに新しい塔婆を立てる塔婆も、お寺さんに事前に準備をお願いする必要があります

 

これだけでも、準備するものは多い、というのがわかりますね。

 

納骨で準備するもの

・墓石への彫刻

・石材屋さんに納骨の段取りを依頼

・塔婆

・お花とお線香

 

四十九日の法要の流れ3:食事

料亭の食事

お葬式の火葬中に食事をとる『精進落とし』と同様に、四十九日の法要後にも、親族で食事をすることが多いです。

ただし、これは絶対ではありません。

もし、料亭で食事をとる場合には、事前に予約しておく必要があります

 

また、お食事後は解散となるので、お香典のお返しの品を渡すことになります。

このお香典のお返しの品もあらかじめ用意しておく必要があります

 

お食事で準備するもの

・お店の予約

・お返しの品

 

四十九日の法要の準備1【至急】

至急

では、具体的な準備の進め方とアドバイスを細かく説明していきます。

まずは、四十九日の法要に向けて、特に急いて準備すべき内容です

準備することが多いので、依頼先別に細かく分けて説明します。

 

四十九日の法要の日時の決定

進め方

お寺さんに直接確認する

 

アドバイス

・故人が亡くなってから四十九日を迎える前の土日が好ましい

・食事をする場合、午前11時くらいが望ましい

 

お寺さんも忙しいので、早めに日時を押さえましょう。

なお、参列者の方も仕事などの都合があるので、四十九日を迎える前の土日で調整することが望ましいです

もし土日が無理ならば、平日でも構いません。

何より、四十九日を超えないことが重要ですので。

 

また、お食事をされる場合は、食事の時間をお昼どきに合わせたほうが、当然よいですよね?

四十九日の法要にかかる時間は、お寺さんによってまちまちですので、あらかじめ聞いておくとよいでしょう

 

体験談

私の場合は、お葬式の日時を決めるときに、四十九日の法要の日時も決めてしまいました

もし可能ならば、そのほうが良いと思います。

その理由は、次の親族への連絡で説明します。

 

また、私の場合の四十九日の法要にかかった時間は40分程度でした。

 

四十九日の法要の日時を親族へ連絡

進め方

・近い親族のみならば、電話連絡で十分

・人が多い場合は、業者に案内状を依頼した方が無難

 

アドバイス

・何人で来られるか?も確認しておくと、料理の予約で困らない

・可能ならば、お葬式の日時を決めるときに、四十九日の予定も押さえてしまう

 

四十九日の法要は、お葬式からすぐなので、日時が決まったら、すぐに親族へ連絡しましょう。

近い親族のみで、人数が少なければ、電話での連絡が早いです

また、連絡するときに、何人で来られるのかを確認しておくと、料理の数が考えやすくなります

 

体験談

先ほど触れたように、私の場合は、お葬式の日時と合わせて、四十九日の法要の日時も決めました。

そのため、四十九日の法要の日時連絡は、お葬式の精進落としの場で、親族全員に口頭で伝えたので、後で連絡する手間が省けました

また、どの家庭が大体何人くらいで来られるのか?は、お葬式で来られた人数を参考にしてみてください。

特別な用事などで都合がつかなかった場合を除けば、お葬式に来た人数と同じ人数で来られるご家庭が大部分です

これも参考にすると、全体の人数が予想しやすくなります。

 

本位牌の手配

本位牌

進め方

・仏具屋さんに本位牌を依頼する

 

アドバイス

・仏壇にある位牌に仏具屋さんの名前が書かれており、そこに依頼するのが無難

・野位牌と仏壇の位牌を持って、お願いしにいくと安心

 

本位牌は、故人の戒名が書かれるため非常に重要です。

しかし、戒名は難しい漢字が多く、メモしても間違える可能性が高いです。

※お寺さんの字のクセも強いので、漢字の正確な識別は難しいです。

 

そこで、お葬式のときに用意した2つの木の位牌(仮位牌・野位牌)のうち、野位牌を持ってお願いすると、戒名の間違いがなくて安全です

なお、仮位牌は故人の魂が宿っているため、四十九日を迎えるまでは、骨壺の前に置いておきましょう。

 

また、どこの仏具屋さんに依頼するのかも悩みます。

ネットでも手配できますが、間違いがあっては困ります。

そこで、仏壇にある位牌に書かれている仏具屋にお願いするのが安全です

 

また、位牌も似たような形でさまざまな種類があるため、どれにすれば良いのか悩みます。

そこで、野位牌と一緒に、仏壇にある本位牌も持っていくと、全く同じものを仏具屋さんが選んでくれるので安心です

 

体験談

私は、野位牌と仏壇にあった祖父母の位牌を持ってお願いしに行きました

このため、戒名で困ることはなく、位牌も祖父母のものと同じものでお願いしたので、特に追加で確認しなければならないことはありませんでした。

ちなみに、私が位牌に払った金額は9万円です

仏具はやはり高いです。

 

石材屋さんへの彫刻・納骨の依頼

進め方

石材屋さんに四十九日の日時・場所を伝えて、彫刻と納骨の依頼をする

 

アドバイス

・お墓の周囲の塀で石材屋さんの名前が確認できる

・もしわからなければ、お寺さんに直接確認する

 

仏具屋さんと同様に、馴染みのない石材屋さんも、どこにお願いすればよいのか悩みどころです。

ただし、お寺さんと懇意にしている石材屋さんは、大体決まっています

どこのお寺さんなら、どこの石屋さん、という感じです。

 

さて、その石材屋さんの確認ですが、次の2つの方法で確認できます。

 

・自分のお墓の塀に書かれている石材屋さんを確認

・お寺さんに直接確認

 

体験談

初めてで、何もわからない私は、最初にご住職に確認しました

そのとき、『お墓の周囲を見れば、石材屋さんが書いてあるよ』と言われました。

実際にお墓の周囲の塀を見てみたら、端の下のほうに書いてありました

普段は見ないところなので気付きにくいですが、お墓の周囲を調べれば、石材屋さんを確認できます。

その後は、電話でも良いのですが、石材屋さんに直接伺い、日時と場所を伝えてお願いしました。

なお、彫刻・納骨の費用は5万3千円でした

 

料亭の予約

進め方

法事でよく使われる料亭に日時と人数を伝え、席を確保する

 

アドバイス 

・各地域によって、法事でよく使われるお店は大体決まっているので、そこを選ぶ

・具体的な料理と正確な人数はあとで連絡すれば良いので、まず席を押さえる

・人数は多めで伝えておく

・マイクロバスは何人からお願いできるか確認しておく

 

四十九日の法要後の食事のお店は、お葬式の精進落としのお店と同じように決めれば大丈夫です。

なお、早めにお店に予約しないと、予約できないことが多いです

そのため、部屋に人がおさまらないことを避けるためにも、少し多めの人数で席だけを押さえてしまいましょう

具体的な料理、最終的な人数は、四十九日の法要の1週間前くらいでの連絡で問題ありません。

 

また、四十九日の法要後にお寺さんから全員で移動するには、マイクロバスが便利です。

中には、自分の車でお店まで移動する方もいますが、全員がそうとは限りません。

そのため、マイクロバスを用意してもらうのに、最低何人か?を確認しましょう

人数が少ない場合には、マイクロバスを出せない場合があるので注意が必要です

なお、お寺さんに来てもらう時間は、ご住職に大体の時間を聞き、法要の終了時刻に合わせれば大丈夫です。

 

体験談

私の場合は、お葬式の精進落としのお店とまったく同じお店にしました

そのお店は何人でもマイクロバスを出す、と非常に良心的でした。

そのため、特に何の心配もなく、お願いしました。

全員で移動し、全員でお寺に戻る、というのは、行動がわかりやすいです。

そのため、喪主としては、非常に統率が取りやすかったです。

 

四十九日の法要の準備2【普通】

ゆっくり準備

四十九日の法要の急ぎの準備が終わったら、残りは空いた時間で1つずつ落ち着いて準備を進めれば大丈夫です。

ただし、これも準備する内容が多いので、細かく分類して説明していきますね。

 

四十九日の法要の供物の準備

進め方

・お寺さんに何が必要かを、あらかじめ聞いておく

・生花は、お花屋さんに法事用としてお願いすれば良い

・果物は、スーパーのギフトコーナーで予約すれば良い

 

アドバイス

・供物のサイズ、量をお寺さんに事前に確認する

・大体のサイズがわかれば、お花屋さん、スーパーで、それに合わせて適当に用意してくれる

・傷まないように、前日に受け取る形で予約する

 

お寺の本堂に飾るものは、宗派やお寺さんによって変わります。

そのため、四十九日の法要の供物に、何が・どのくらい必要なのかは、お寺さんに確認しましょう

 

それさえわかれば、お花屋さん・スーパーのギフトコーナーで

・法事用

・サイズと数量

・希望の値段

を伝えれば、それに合わせて、適切に見繕って準備してくれます。 

この準備は、お店のほうがよくわかっているので、安心してお願いしましょう。

 

なお、生花・果物は傷みます。

そのため、四十九日の法要の前日くらいに受け取る予約をしましょう

生花は、束を崩さずに、バケツに水を入れ、下の茎を水につければ傷みません。

 

体験談

私の場合は、真言宗智山派で、供物は生花1対、果物1対でした

大きさは、次のイメージです。

・生花:送別会で送る花束サイズ

・果物:果物がカゴに6個程度入る量

 

また、お墓に花立が大1対、小3対あったので、その分のお花も注文しました。

納骨時には、お墓がきれいな状態が望ましいので、お墓用のお花も準備しておきましょう。

 

お布施と御膳料の準備

進め方

お寺さんに直接聞いてしまう

 

アドバイス

・お布施の相場は、お葬式の1/10程度

・御膳料は、実際に頼むお料理の金額相当で5千円~1万円

 

気遣いで悩むのがお布施です。

世間一般では、四十九日の法要のお布施は、お葬式の1/10程度と言われています

しかし、悩むよりも、直接ご住職に確認されるのが一番です

ご住職によっては、〇万円ですとはっきり言ってくれます。

逆に、はっきり言ってくれない場合は、世間の相場に合わせればよいです。

 

また御膳料は、ご住職がお食事されない場合に用意します。

今の時代では、お食事を断れるご住職が多いです。

その場合は、実際に用意するお料理相当の金額を、御膳料として包みましょう。

料理の相場が4千円~5千円なので、5千円の場合が多いです

 

体験談

私の場合は、お布施は7万円です、とはっきり言ってくれました

お葬式のお布施が60万円だったので、世間の相場とだいたい同じでした。

また御膳料は、料理が5千円だったので、5千円でも良かったのですが、見栄を張って1万円を包みました。

今思えば、そこまでしなくても良かったと思っています。

 

塔婆の準備

進め方

・塔婆を出す人の名前をお寺さんに連絡

・1本の値段を確認し、塔婆代として、当日にお渡しする

 

アドバイス

・準備に1週間程度かかるので、1週間前までには連絡

・名前を間違えるとマズイので、旧字などに気を付けて紙で渡すのが良い

・名前のフリガナも書いておくと良い

 

塔婆は、希望で出すものです。

当然、遺族は出しますが、親族は希望によります。

そのため、遺族側として出す本数を決めた後は、親族から連絡があった分だけ追加でお願いしましょう

 

なお、塔婆に書かれる名前に間違いがあってはいけません。

このため、塔婆に書く名前は、紙に正しい名前を書いて渡すのが確実です

特に旧字の名前は注意しましょう

 

また、法要時に、塔婆を出した人の名前を読み上げるご住職もいらっしゃいます。

そのため、フリガナも書いておくと丁寧です

ちなみに、私の場合は、名前の読み上げはありませんでした。

 

なお、塔婆もすぐに準備はできません。

四十九日の法要の1週間前までには、お寺さんに連絡しましょう

 

また、塔婆の値段は、お寺さんで相場が決まっています

そのため、1本の値段を聞いておき、お願いした分だけ、塔婆代として当日お渡ししましょう。

 

体験談

私の場合は、亡くなった父に対して、私・母・娘(私の姉)の旦那さんの3人で塔婆を用意しました。

値段は1本3500円でした

 

ただし、これだけでは寂しいので、私の実費で父の兄弟全員分の塔婆を用意しました。

 

お返しの品の準備

返礼品

進め方

・お好みの品を選んで用意する

・のしには『志』と『喪主の家名(〇〇家)』と書いてもらう

 

アドバイス

・相場は香典の1/3~1/2程度

・親族の香典が1~2万円なので、お料理代を引くと5千円程度が相場

・かさばらないものが好ましい

・形が残らないものや、故人が好きだったものが選ばれやすい

・困ったらカタログギフトでもよい

 

四十九日の法要のお返しの品も、多くの方が悩まれるものです。

人によって好き嫌いはさまざまですので、何がよいのか迷います。

 

よく言われるのは、形が残らないもの(食品)が良いとされています。

ただしタオルなどもよく選ばれます。

もし困った場合には、今ではカタログギフトも選ばれるので、各ご家庭で好きなものを選んでもらう形でも良いと思います。

 

なお、帰宅時にかさばると大変なので、あまり大きい・重たいものは避けた方が好ましいです

 

体験談

私の場合は、日本茶と、亡くなった父が好きだった一口ようかんで、合わせて5千円程度でした。

実際にいただいたお香典も1万~2万円だったので、お料理代と合わせて、ほぼ相場どおりです。

 

四十九日の法要の準備3【その他】

お墓

ここまでで、大部分の準備が整いました。

ただし最後に1つ、石材屋さん関係のお話をしておきます。

 

もう石材屋さんにお願いすることは終わった、と思われる方も多いかもしれません。

しかし、実は他にもお願いすることがあります。

これは、四十九日の法要の当日にやることなので、その他として扱います。

 

石材屋さんに追加でお願いすること

・納骨前のお墓の簡単な掃除

・法要中にお花、お線香の準備をしてもらう

四十九日の当日に、お花とお線香を事前に渡しておく

 

石材屋さんには、墓石の彫刻・納骨以外にも、お墓の簡単なお手入れと、納骨時のお花やお線香の準備もお願いします。

そのため、法要後にすぐに納骨をしても、きれいなお墓の状態で行えます。

 

そして、この準備のお礼として、お気持ちをお渡しすることになります

 

石材屋さんへのお気持ちの準備

進め方

・四十九日の法要が始まる前にお気持ちとお花、お線香を渡す

・お気持ちは、白無地のぽち袋でお渡しする

・金額は5千円程度

 

四十九日の法要が一通り終わると、すぐにお墓へ移動します。

そのため、お花・お線香とお気持ち代は、法要が始まる前にお渡しします

 

お気持ちに特別な袋は不要で、質素な白無地のぽち袋で問題ありません

『こちらはお気持ちです』と言ってお渡ししましょう。

 

なお、お墓があまりにも荒れているとさすがにみっともないです。

そのため、四十九日の法要の前日には、お墓の掃除は済ませておきましょう

 

体験談

私の場合は、四十九日の法要の開始30分前に石材屋さんがお寺に到着しました。

そこで、お花とお線香をお渡しし、お墓の準備をお願いしました。

そして、これはお気持ちです、と伝えて、お気持ち代5千円をお渡ししました

 

まとめ

四十九日の法要では、準備することが多いので表でまとめました。

 

至急の準備内容
日時 ・お寺さんに確認
・午前11時くらいが望ましい
親族への連絡 ・何人で来られるか確認すると良い
本位牌 ・仏具屋さんに依頼
・仏具屋さんは、仏壇に位牌で確認できる
・野位牌を持っていくと良い
・仏壇の位牌も持っていくと良い
墓石の彫刻
納骨
・石材屋さんに依頼
・石材屋さんはお墓、
 またはお寺さんに確認
料亭の予約 ・法事でよく使われるお店を選ぶ
・マイクロバスは何人からかも確認する
・具体的な料理、正確な人数は後連絡でOK
普通の準備内容
供物 ・お寺さんに必要なものを確認
・生花は花屋さん、果物はスーパーで準備できる
お布施
御膳料
・お寺さんに確認するのがよい
・お布施の相場は、お葬式の1/10程度
・御膳料は実際に頼むお料理の値段相当
 5千円が相場
塔婆 ・1本の値段をお寺さんに確認
・1週間前までに、お寺さんに連絡
・漢字、読み方の間違いに注意
お返しの品 ・相場は香典の1/3~1/2
・香典は親族で1~2万円が相場
・お料理代と合わせると大体5千円程度
・形が残らないもの、故人の好きだったものが多い
・カタログギフトもよい
石材屋さんへの準備内容
お線香・お花 ・納骨時のお墓の準備を進めてもらう
お気持ち代 ・5千円程度でOK
・白無地のぽち袋に包んでOK

 

色々と準備の多い四十九日の法要です。

落ち着いて準備を進めるためにも、準備することと、その優先順位を整理することが重要です。

 

四十九日の法要は、故人にとって非常に重要な日なので、落ち度のないよう準備を進めていきましょう。

【喪主の体験談】喪家に伺う門送り 流れと服装・マナー解説

門送りのサムネイル

地域の慣習性の強い『門送り』について、実際に喪主を務め、自宅で門送りを経験した私が、門送りの流れから、会葬者の当日の動き・マナーについて解説します

 

門送りは地域の慣習が強いです。

そのため、慣れない土地で『門送りの連絡』が突然来て困る方は多いと思います。

 

そこでネットで門送りを調べても、わかることは次の内容がほとんど。

 

門送り

・喪家には伺わず、自宅の前で故人を見送ること

・葬儀後に、会葬者の方を見送ること

 

しかし、世の中にはこれに当てはまらない門送りは多数あります!

具体的に言うと、故人の自宅で行う門送りです。

 

当然、遺族・親族のみならず、近所の方も集まるので、失礼のないように気を付けたいものです。

しかし、門送りの流れや、当日の服装といったマナー関係がわからなければ不安になります。

 

そこで今回、故人の自宅で行う門送り未経験の方に向けて、次の内容を紹介していきます。

 

記事の紹介内容

1:故人の自宅で行う門送りの流れ・内容

これを知れば、喪家で行う門送りの全体像がわかってきます

2:門送りの服装・マナー

門送りで恥をかかないための、最低限の知識を知る

3:門送りで困ったときの対処

地域で微妙に作法が異なる門送り。

全体像を知った上で、最終確認する方法を知れば、バッチシ!

困ったときにどうすればよいのかを知れば、取るべき行動がわかる

 

 

門送りでやること・流れ

まず門送りの流れを知ることで全体像をつかみます。

なお全体像をイメージしやすくするために、遺族・親族のみが関係する内容にも触れます。

ただし、参列者の方のみが、特に意識したいポイントもあります。

 

そこで、時間の流れにしたがって、見出しごとに対象者を明確にします。

次のルールで見出しをつけます。

自分が、どのタイミングで特に注意すべきか?の目印にしてください。

 

【親族】:遺族・親族のみが関係すること。

【参列者】:参列者のみが関係すること。

【親族・参列者】:全員が関係すること。

【その他】:葬儀業者や限られた近所の方が関係すること。

 

1:【親族・その他】納棺

門送りの前に、遺族・親族、そして葬儀業者による納棺の儀が行われます。

門送りの連絡を受け取った方には、直接関係することではありません。

ただし、どんなことが行われているのかは、知っておいた方が良いです。

 

1-1:【親族】納棺の儀

・遺族、親族のみが集まり、故人を棺へ納棺する

・門送りの大体1時間前くらいに始まる

 

納棺の儀では、次のようなことを行います。

・故人の衣装を葬儀用に着せ替える

・故人との別れとして、親族が故人の体を拭く

・故人の顔に化粧をする

・故人の遺品を棺に入れる

 

当然これは、遺族・親族のみが立ち会うもので、ご近所の参列者の方には関係ありません。

なお、作業自体は1時間程度で終わります。

私の場合も、門送りの連絡時間の1時間前に親族に集まるように連絡しました。

 

つまり、参列者の方は、門送りの時間の1時間前には、納棺が行われていると思っておきましょう。

 

1-2:【その他】門送りの受付・焼香台の設営

・会葬者の名前を書く受付台の設置

・会葬者がお焼香をあげるための焼香台の設置

・葬儀業者、または隣近所が担当

・設置場所は全て自宅の外

 

納棺と並行して、門送りの準備が始まります。

私の場合は、葬儀業者の方が全て準備してくれました。

 

しかし、私の地域では一家(いっけ)と呼ばれる集団がありました。

簡単に言うと、かなり昔にさかのぼると、同じ血を引く家庭関係と思っていただければ十分です。

また、お隣さん関係の隣組(となりぐみ)と呼ばれるものもありました。

 

私の地域の慣習では、一家・隣組が葬儀全般の準備を担当します。

しかし、私は家族葬にしたため、葬儀業者が全て準備することになりました。

もし、この慣習のある地域であれば、『門送りの準備のために、早めに何時に集合』という連絡があるはずです。

そのため、特に連絡がなければ、気にする必要はありません

 

2:【親族・参列者】読経と親族のお焼香

ここから遺族・親族・参列者の全員が、それぞれの動きをし始めます。

一つの敷地内で、どんなことが行われているのか?のイメージを掴みましょう。

 

2-1:読経と親族のお焼香

・納棺が終わり次第、ご住職が読経を始める

・その後、宅内で親族が順番にお焼香をあげる

・遺族の代表は、焼香が終わったら、会葬者の焼香台の前に向かい、挨拶の準備に向かう

 

遺族・親族は宅内でお焼香をあげます。

お焼香の順番は、遺族の代表から始まります。

私の場合は、長男であり、喪主である私から始まり、次に配偶者である母、という順番でした。

 

ここで、遺族の代表(私と母)が焼香を終えたら、会葬者の方にお辞儀(挨拶)するために、会葬者の焼香台の前に移動します。

 

ここから、会葬者の方が門送りに参加することになります。

 

2-2:参列者の集合

・参列者は、門送りの時間の20~30分前に、故人宅へ伺う

・受付で名前を書き、お焼香が始まるまで外で待機

 

遺族の代表が、参列者の方の焼香台に移動してから、参列者の方の誘導が始まります。

 

3:【親族・参列者】お焼香をあげる

・読経の間に、残りの親族、参列者が順番にお焼香をあげる

・参列者はお焼香台の前に順番に移動し、お焼香をあげる

・お焼香をあげたら、会葬品を受け取る

・全員のお焼香が終わるまで、外で待機

 

地域の規模にもよりますが、私の父の場合は、ご近所の方が約90名ほど門送りに集まってくれました。

 

特にお焼香の順番に決まりはありません。

担当者からお焼香を始める声がかかったら、順番に並び、お焼香をあげていきます。

そして、お焼香が終わったら、会葬品を受け取り、邪魔にならない場所で待機します。

 

4:【親族】棺を寝台車・霊柩車に乗せる

親族の人が棺を持ち、寝台車、または霊柩車に棺を乗せる

 

棺は非常に重たいので、親族の男性が力を合わせて、宅内から車に棺を移動させます。

この間も、参列者の方はわきで見守ります。

 

5:【親族・参列者】遺族の代表者が挨拶

参列者の方に向けて、遺族の代表がお礼の挨拶を述べる

 

お通夜・告別式と同様に、門送りの終わりにも喪主の挨拶があります。

初経験だった私は非常に緊張しましたが、2月の寒空の下ということもあり、3分程度の挨拶におさめました。

 

この間、参列者の方は喪主の挨拶を聞くことになります。

 

6:【親族・参列者】出棺

・遺族の代表が車の助手席に乗り、棺を乗せて斎場に移動

・車の発進に合わせて、全員が合掌で車を見送る

 

車が自宅の敷地を出るまで、残った人全員が合掌で車を見送ります。

担当者の方から『合掌を』という合図と、終わりの合図をしてくれます。

 

これで門送りの一通りの流れが終わります。

この後は自然解散になります。

当日にお通夜がある場合には、それぞれが斎場へ移動します。

なお、全員がお通夜に参列する必要はなく、故人と縁のある方の代表の方がお通夜に向かいます。

 

また、私の父の葬儀は、門送りと葬儀が別日程でした。

この場合は、門送りをもって、その日は終了となります。

 

門送りの服装・マナー

お通夜・告別式と異なる門送りですが、どんな服装で伺うべきか?しきたりは?と、気になる点は多いです。

この点について、私の経験を紹介していきます。

 

門送りの服装

親族

・遺族は喪服、親族は地味な平装(普段着)の場合もある

・統一感を出したければ、事前に親族に連絡し、喪服でお願いする

 

参列者

・基本的に地味な平装(普段着)

 

基本的に遺族は喪服を着用しますが、親族・参列者は絶対ではありません。

また、門送りは、お世話になったご近所の方が、故人が自宅を出るのを見送るための儀式のため、派手な服装でなければ普段着で問題ありません

 

私の父の門送りの際も、参列者の方で喪服の方は一人もいませんでした。

むしろ、普段から着ているジャンパーやジーパンなどを着用されている方がほとんどです。

 

ただし、親族に関しては、少し気を遣いました。

というのも、もし親族の中で、どこかのご家庭だけ平装で、他が喪服だった場合に、気まずい思いをしていただきたくなかったからです。

そこで、親族全員が統一するために、喪服でお願いします、とだけ親族の方に事前に連絡しました。

 

そのため、参列者の方は派手な色だけ気を付ければ、普段の外着で十分です。

逆に、そこでキッチリとした服装をした結果、親族側が普段着であった場合に、気まずい思いをお互いにすることになります。

私自身、ご近所の方の普段の服装の方が、葬儀の前の見送りという門送りの場面にふさわしいのではないか、と思います。

その方が、故人も見慣れたご近所の方を懐かしみながら、家を出ることができるではないでしょうか?

 

門送りのマナー

・数珠は持っていった方がよいが、絶対ではない

・お焼香時に遺族に特別な挨拶をする必要はなく、お辞儀で十分

・遺影の写真がいい顔、のようなポジティブな言葉は、遺族として嬉しい

 

私の経験上、門送りには、そこまで厳格なマナーはないと思っています。

 

お焼香をあげる人も多いので、遺族に長い挨拶をする必要はありません。

深々としたお辞儀で十分です。

逆に、長々とお言葉を頂戴してしまうと、遺族としては心労が増えます(私個人の経験からですが・・・)

 

ただ、お焼香台に立っている父の遺影を見て、いい顔だね、といった言葉をかけてもらえたのは、正直に非常に嬉しかったです。

非常に些細なことかもしれません。

ただし、哀しみのなかでも、故人のよい面影に関する話は、遺族側にはジ~ンと心に響くものがあります。

もし遺族の方に声をかけるのであれば、こんな声掛けを参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

門送りで困ったときは

・近所で、その土地に長く住んでいる方に素直に聞く

・班長さん、自治会長さんに作法を聞く

 

一番困ることは、何も確認せずに作法を誤ってしまうことです。

 

初めてのことで、わからないことがあるのは恥ずかしいことではありません。

ましてや、地域の慣習が根強いものなので、むしろ確認することが礼儀と思います。

そのためには、その土地に詳しい方に聞くのが一番です。

わかりやすいのは、班長さんや自治会長さんです。

 

わからないままふさぎ込むのではなく、ここで知った情報も頭に入れたうえで聞けば、1から全て教えてください、ではなく、自分が気になることをしっかり聞くことができると思います。

 

私の実家の土地は、かなり田舎で、古くから代々住んでいる方が大部分です。

村八分、とまではいかないと思いますが、郷に従う、という考えで、その土地の慣習に合わせて行動されるのが正しいと思います。

 

まとめ

・門送りは故人が自宅を出るのを、近所の方が見送る儀式

・葬儀と異なり、変にかしこまらずに、普段の平装で問題はない

・ただし、地域の慣習が強いので、その土地に詳しい方に確認するのが一番

 

故人の自宅で行う門送りは、地域の慣習に根強い性格を持ちます。

ここで紹介した私の事例も、1つの門送りの形であるだけで、全ての地域に通用するものではありません。

 

そのため、この内容をまずは参考にしてみてください。

そのうえで、『門送りではこんなことをやるんだ』という大体のイメージを持ち、その土地に詳しい人に全体の流れを聞けば、全体の流れをイメージできたうえで、安心して門送りに参列できると思います。

 

故人とは、もう二度と直接会うことはできません。

そして、その土地に住むのであれば、たとえ以前の土地と違った慣習であれど、その慣習を受け入れ、周囲の方と円満な関係で過ごされるのが最適だと思います。

 

この話が、門送りという地域の慣習で悩まれている方のご参考になれば幸いです。

 

なお、門送りの後の葬儀のお香典の金額も、人間関係で悩むことと思います。

その方は、次の記事を参考にしてください。

全国の統計調査を参考に、お香典の相場を紹介しています。

 

www.tm-life-agent.com

【もう迷わない】香典の金額の相場 全国の統計データからビシっと決める!

お香典の相場のサムネイル

誰しもが悩む『葬儀の香典に包む金額の相場』を、全国の統計データをもとに年代別でビシっと1つの金額で紹介していきます。

 

香典に包む金額は、誰しもが悩むもの。

次のような点で困りませんか?

・金額が少なすぎて失礼にならないかという不安

・周りの人がどのくらい出すのかわからない不安

・香典の相場がそもそもわからない

 

そこで、香典に包む金額の悩みを解決するためにネットで調べてみるも、次の悩みが。

相場が△万円~〇万円と範囲で紹介され、香典の金額を決められない!

実際に私自身、過去にお葬式に参列するときは、香典の金額でいつも悩んでいました。

 

何故、香典の金額の相場は、範囲で示される情報が多いのか?

それは、単純な人間関係だけではなく、故人との親密さによって、香典に包む金額が変わるためです。

 

そこで今回の記事では、香典に包む金額や相場で悩める方に向けて、次のコンセプトで記事を書きました。

 

本記事のコンセプト

特徴1:人間関係・年代別で、香典に包む金額の相場を1つの金額に決定

信憑性ある全国の統計調査データをもとに金額を決定

 

特徴2:私の実体験・統計データから、香典の金額が相場からズレる場合の考察

故人との親密さやお付き合いから、香典の金額は相場から変わって当然。

まず統計データから、どのような金額が選ばれているのかを紹介。

さらに、私の父の葬儀における実際の香典の金額と、その人との人間関係から、香典の相場から金額がズレる場合の考察を参考情報として提供。

 

これらの情報を参考にすれば、香典に包む金額についての悩みは、かなり解消されるはずです!

是非、参考にしてください。

 

 

 

香典の金額の相場 - 結論 -

相場を紹介

まず、香典に包む金額の相場の結論を紹介します。

ただしその前に、香典に包まれる代表的な金額のラインナップを紹介します

 

もし故人と特に親しい関係であったとき、お気持ちとして、相場よりも高い金額を香典に包みたくはないですか?

 

代表的な金額のラインナップがわかれば、相場よりも1ランク上の金額も迷わず決められます。

その参考情報として、まずは代表的な金額を知っておきましょう!

 

香典に包む一般的な金額と基本的な考え方

香典で最も選ばれる金額(金額の低い順)

3千・5千・1万・3万・5万・10万

 

香典で避けるべき金額

偶数(2は除く)頭の金額・9頭の金額

※ただし2千・2万円を選ぶ人は少ない

 

2千円・2万円は特別ですが、4千・6千円といった偶数頭の金額、また9で始まる金額は、香典に包む金額として避けられます。

ただし、2千・2万円という金額は、香典であまり選ばれないのが実態です。

 

表の見方と補足説明

ここから表形式で、香典の相場を一気に紹介していきます。

そこで、その表に登場する見出しの意味だけ、簡単に説明しておきます。

 

香典の相場

全国調査の統計データから、私が決めた香典の金額の相場

 

最多回答・平均値

(社)全互協の第5回香典に関するアンケート調査報告書からの引用情報。

最多回答は、最も香典の金額として選ぶ人が多かった金額。

平均値は、香典の金額として選ばれた金額全体の平均値。

引用元:集計結果 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会

 

年代別 香典の相場 1 - 親族関係 -

祖父母

      単位:円
年代
香典の相場
全国統計データ
最多回答 平均値
20代 1万 10,000 9,386
30代 1万 10,000 14,201
40代 1万 10,000 17,018
50代 3万 10,000 37,646
60代以上 3万 10,000 21,667

 

特徴と補足

・遺族側の場合が多いため、香典を出さない割合が23%と高い

・1万円が全年代で約36%と最多

 

      単位:円
年代
香典の相場
全国統計データ
最多回答 平均値
20代 3万
30代 5万 50,000 32,164
40代 5万 50,000 33,715
50代 10万 100,000 52,171
60代以上 10万
    ー:回答数がごくわずか

 

特徴と補足

・遺族側の場合が多いため、香典を出さない割合が約30%

・全年代の割合として、10万円(約20%)、5万円(約20%)、3万円(約10%)と5万円を中心に、香典の金額がばらつく

 

兄弟姉妹 

      単位:円
年代
香典の相場
全国統計データ
最多回答 平均値
20代 1万 10,000 13,833
30代 3万 30,000 21,400
40代 3万 30,000 24,737
50代 5万 50,000 51,920
60代以上 5万 50,000 42,568


特徴と補足

・全年代の割合で5万円(約25%)、3万円(約25%)が過半数を占める

・10万円(約10%)、1万円(約15%)の数値から、相場の前後1ランクの金額を選ぶことも多いとわかる

 

叔父叔母

      単位:円
年代
香典の相場
全国統計データ
最多回答 平均値
20代 1万 10,000 7,214
30代 1万 10,000 11,552
40代 1万 10,000 12,291
50代 3万 10,000 21,475
60代以上 3万 10,000 23,442

 

特徴と補足

・全年代で1万円が約47%と半数を占める

・次いで1万円の前後の3万円と5千円が約15%ずつと高い割合を占める

 

その他(従兄弟・甥姪など)

      単位:円
年代
香典の相場
全国統計データ
最多回答 平均値
20代 5千 5,000 6,617
30代 1万 10,000 7,462
40代 1万 10,000 8,926
50代 1万 10,000 13,298
60代以上 1万 10,000 17,285

 

特徴と補足

全年代の割合で1万円が約35%、5千円が約30%で大部分

 

年代別 香典の相場 2 - 仕事関係 - 

職場関係

      単位:円
年代
香典の相場
全国統計データ
最多回答 平均値
20代 5千 5,000 4,177
30代 5千 5,000 5,541
40代 5千 5,000 4,984
50代 5千 5,000 5,648
60代以上 5千 5,000 5,525

 

特徴と補足

・全年代の割合で5千円が約55%と過半数を占める

・次いで、3千円が約30%、1万円が約15%

上司より高い金額を選ばないように注意が必要

・職場内で相談して決めることが多いため、5千円が一般的で、上司が1万円を選ぶことが多いと推察される

 

社員の家族

      単位:円
年代
香典の相場
全国統計データ
最多回答 平均値
20代 3千 3,000 3,661
30代 5千 5,000 4,652
40代 5千 5,000 5,320
50代 5千 5,000 5,326
60代以上 5千 5,000 5,701

 

特徴と補足

・全年代の割合で、5千円が約50%と半数

・次いで、3千円が約25%、1万円が約15%の割合を占める

職場関係と同様に、上司よりも高い金額を選ばない注意が必要

・職場内で相談して決めるため、5千円が一般的で、上司が1万円を選んでいるものと推察できる

 

職場関係と社員の家族は、ほぼ同じ考え方になります。

同僚同士で香典の金額を相談し合って決めるため、最多割合の5千円に集中していると考えられます。

その中でも、上司は1ランク高い金額を香典に包むことを考えると、全年代での割合はかなり納得のいく数字になっています。

 

取引先 

      単位:円
年代
香典の相場
全国統計データ
最多回答 平均値
20代 1万 5,000 7,571
30代 5千 5,000 5,615
40代 5千 5,000 6,933
50代 5千
60代以上 5千 5,000 6,865

 

特徴と補足

・全年代の割合で5千円が約40%と最も高い割合を占める

・次いで、1万円が約30%の割合を占める

 

年代別 香典の相場 3 - その他 - 

友人、その家族

      単位:円
年代
香典の相場
全国統計データ
最多回答 平均値
20代 5千 5,000 5,130
30代 5千 5,000 5,162
40代 5千 5,000 5,533
50代 5千 5,000 6,000
60代以上 5千 5,000 6,353

 

特徴と補足

・全年代の割合で、5千円が約55%を占める

・次いで、1万円が約20%の高い割合を占める

・友人関係は、特に親しい仲の場合は5千円の1ランク上の1万円を選ぶ方が多い

 

隣人、近所

      単位:円
年代
香典の相場
全国統計データ
最多回答 平均値
20代 5千 3,000 5,118
30代 5千 5,000 4,443
40代 5千 5,000 4,139
50代 5千 5,000 4,849
60代以上 5千 5,000 5,047

 

特徴と補足

・全年代の割合で、5千円が約50%

・次いで、3千円が約30%、1万円が約10%

 

香典の相場の決め方

ここで、今までご紹介した香典に包む金額の相場の決め方を説明します。

 

基本的な決め方

1:香典に包む代表的な金額のラインナップから金額が選ばれているとする

2:全国統計データの最多回答の金額を、香典の金額の基準とする

3:基準となる香典の金額の前後1ランクの金額を考える

4:平均値に近い代表的な金額を相場と決める

 

言葉だけでは伝わりにくいので、叔父・叔母の一例をもとに、図で説明します。

 

香典の金額の相場の決め方

 

 

故人との親密さによって、香典に包む金額は当然変わります。

ただし、最もよく選ばれている金額とその前後の金額で、平均値に近い金額であれば、

・世間一般の相場と大きくずれることは少ない

・仮に親密な関係にあり、香典の金額を1ランク上げても問題にならない

という点で、この決め方が良いと考えました。

 

なお、故人と親密な関係であれば、香典の金額を1ランク上げると言いました。

しかし、いくら気持ちの問題と言っても、故人との関係から大それた金額を香典に包むと、遺族に余計な気を遣わせてしまいます

 

この気持ちの配慮も大事にしましょう。

 

イレギュラーケースでの決め方

・親の場合は、自分が喪主となるため、香典を出さないことが多い

※統計データでも、3000円以下の割合がかなり多い

・このときは、最多回答数の金額を香典の相場と決める

 

親の葬儀では、喪主を務める、または遺族として香典を出さないことが多いです。

実際に私も、父の葬儀では香典を出していませんし、母・姉も出していません。

 

このような場合は、最多回答の金額を相場に利用しました。

 

実際の葬儀の香典と相場のズレから見る人間関係の考察

相場との差

ここでは、私が実際に行った父の葬儀での香典の金額と、今まで紹介した香典の相場を比較します。

その目的は、どのような人間関係の場合に、香典の金額が相場よりも高くなるのか、の傾向を考えるためです。

 

実際の実例を参考にすれば、香典の金額をより自信をもって決められるのではないでしょうか?

是非とも、私の実体験を参考に利用してください!

なお、相場どおりの金額のケースの説明は簡単にとどめます。

 

親族関係の香典の金額と相場の比較

親関係

義理の親に対し、相場5万円より1ランク上の10万円

 

特徴

結婚を通じて親戚関係となった

 

亡くなった父の娘の旦那さんが、相場よりも1ランク高い10万円を、香典に包んでくれました。

娘さんを頂戴したということが、香典の相場からズレた一番の理由と考えています。

 

兄弟関係

・一番下の弟さんが、相場5万円より1ランク上の10万円

・なお他の2人の兄弟は、相場どおりの5万円

 

特徴

・一番下の弟さんは、なかなか会えない環境だった

・結婚式で、亡くなった父が親族代表を務めた

 

相場よりも香典の金額が高かった弟さんと他の兄弟の違いは、次の3点です。

・住んでいる場所が実家から遠い

・会う頻度も、年始の挨拶1回のみ

・晩婚のため、亡くなった父が比較的最近に親の代わりに親族代表として結婚式に出席した

 

他の兄弟は家が近いこともあり、お盆・お彼岸や他の法事で、毎年お互いの家を行き来する関係でした。

また、法事以外でも、暇があれば遊びに来る関係でした。

 

逆に、一番下の弟さんは家が遠いこともあり、疎遠ではないですが、年に1回会う程度でした。

この『なかなか会えなかった』、そして『もう会うことができない』という気持ちが、香典の金額が上がった理由の1つと思えます

また、他の兄弟は若くして結婚しましたが、一番下の弟さんは50歳近くで結婚しました。

そのため、親は既に亡くなっており、弟さんの親族代表として、父が結婚式に出席しました。

この『結婚』という場面で、代表者になった兄貴に対する想いも、格別なものだったと思います

 

従兄弟関係

・男系従兄弟の4人は相場1万円より高い3万円(2人)、5万円(2人)

・女系従兄弟の1人は相場どおりの1万円

 

特徴

・男子系列の血縁関係であった

・家が近いため、法事などで、お互いの家を毎回行き来する関係だった

・それも含めて、お互いの付き合いが非常に長い

 

単なる法事だけではなく、お盆やお彼岸でもお互いの家を毎年行き来する関係性が大きな理由だと思います。

家がお互いに近く、年齢も比較的近いため、その付き合いの年数も非常に長いです。

 

・お互いの家を頻繁に行き来する関係

・付き合いが途切れず何十年単位という長さ

この2つが、香典の金額が相場よりも高くなった主な理由だと思います。

 

逆に相場どおりの従兄弟は、女系の従兄弟関係に加えて、家族葬にお呼びしなかったこともあり、相場どおりになったものと思います。

 

その他の親戚関係 - 甥・姪、その他 -

・亡くなった父の配偶者の姉妹の旦那さんが、相場1万円よりも高い3万円

・亡くなった父の娘の旦那さんのご両親が、相場よりも高い5万円

・甥、姪関係は、全て相場どおりの1万円(5人)

 

特徴

・亡くなった父の家族の結婚関係で生まれた親戚関係

・亡くなった父の娘の旦那さんのご両親は、住まいが遠いこともあり、家族葬にはお呼びしなかった

 

血縁関係の遠い甥・姪は相場どおりでした。

 

ただし、亡くなった父の配偶者(私の母)の姉の旦那さん。

また、亡くなった父の娘の結婚を通じて親戚関係になったご両親。

どちらも、父が直接関係する結婚を通じて親戚になっています。

 

故人が直接関係する結婚を通じて親戚関係になった間柄では、相場よりも香典の金額が1ランク上がる傾向が見えます

 

親族関係で香典の金額が高くなる場合の特徴

・故人が直接関係する結婚を通じて親戚関係になった

・法事やお盆、お彼岸などで、お互いの家を行き来する関係

・付き合いの年数が長い

・男子系列での血縁関係(従兄弟)

・故人に対する特別な想い

 

最後の『故人に対する特別な想い』は親族に限ったことではないと思います。

ただし、

・結婚という人生の重大イベントがきっかけ

・普段からのお互いの家を行き来するお付き合い

という親密さは、香典の金額を上げる強い要因のように思えます。

 

また、古い考えかもしれませんが、〇〇家の代表といえば、大体が男性です。

そのため、同じ従兄弟でも、男子系列の関係のほうが、お付き合いの頻度も高くなり、香典の金額が上がりやすいと思われます。

 

このあたりの人間関係を簡単にまとめた図が下です。

青部分が、相場よりも香典の金額が高くなった関係にあたります。

 

故人を中心とした人間関係と香典金額の関係図

 

取引先の香典の金額と相場の比較

相場5千円よりも1ランク上の1万円

 

特徴

父個人と土地の貸借の契約を結んでいたため、相場より高いと推察

 

この取引関係は、亡くなった父故人との契約関係になります。

これを会社で例えると、会社の社長との関係みたいなものです。

 

単純な取引先という会社関係ではなく、対個人での関係という点が、相場よりも香典が高くなった理由と考えられます。

 

友人・隣人・近所の香典の金額と相場の比較

・友人は相場5千円よりも高い1万円

・隣人は相場5千円よりも高い1万円

・自治会は相場どおりの5千円

 

特徴

・友人、隣人ともに同じ土地で数十年間のお付き合い

・子ども同士の付き合い関係もあり、家族ぐるみの関係

 

自治会といった組織は相場どおりでした。

ただし友人・隣人は全て相場よりも1ランク上の金額になっていました。

 

亡くなった父の土地は、代々、息子から孫へ、といった流れで、同じ家系が同じ土地に住み続ける田舎です。

そのため、日頃から会う機会も多く、子ども同士の付き合いも多い特徴があります。

 

単純な付き合いの長さだけではなく、家族全体でお付き合いがあることも、香典の金額が上がる要因として考えられます。

 

まとめ

香典に包む金額の相場

一番上の表を参考にしてください

 

相場から金額が上がる要素

①親族関係

・故人との付き合いの長さ

・お互いの家を行き来する関係性

・故人が直接関係する結婚を通じて生まれた親戚関係

・男系の血縁関係

 

②その他

・親交の長さ

・家族単位でのお付き合いの有無

 

香典に包む金額を決めることは難しく、悩むのが当たり前です。

 

しかし、金額が少なくても失礼になることはありません。

逆に、立場に合わない高額な金額を包むほうが失礼となることもあります。

 

今回は香典の相場を全国調査データをもとに、1つの基準を定めてみました。

これを参考にしながら、故人との関係性も考え、特別な方には1ランク上の金額を香典に包む、といった流れで決めてみてはいかがでしょうか?

【解説】これでわかる!急ぎの死亡届の書き方と提出

死亡届の書き方・提出のサムネイル

故人が亡くなったときに、役所に提出する『死亡届』の書き方と提出方法について解説します。

 

死亡届は人生で何回も書くものではありません。

逆に何回も書きたくないものです。

 

そのため、死亡届の記入に慣れていないため

死亡届をいざ書こうにも、書き方がわからなくて困る

死亡届に不備があれば、手直し後に再提出という面倒なことになる

という不安で困る方が多いです

 

実際に私も、父が亡くなったときに初めて書いたときには困りました

ただ私の場合は、葬儀を依頼した葬儀業者の方にアドバイスをいただきながら書いたので、特に問題は起こりませんでした。

 

そこで今回、誰にでもわかる死亡届の書き方と提出方法を、私の実体験と知識をもとに、丁寧に解説していきます。

 

 

死亡届を提出する目的と注意点

まず死亡届を提出する目的と、提出するうえでの注意点を簡単に整理します。

 

というのも、死亡届は次の2点の理由で、特に注意が必要な書類であるためです。

・葬儀を行ううえで絶対に必要な書類

・提出期限が非常に短い

 

死亡届を提出する目的

葬儀に必要な火葬許可証、埋葬許可証を発行してもらうため

・故人を戸籍から除籍するため

 

死亡届の役割
 

第一の重要な役割は、火葬・埋葬許可証の発行です。

 

お葬式で故人を火葬し、四十九日の法要で遺骨を納骨します。

しかし、この火葬や納骨は勝手に行ってよいものではなく、市町村から許可をもらわないとできません!

勝手にやると、死体遺棄になります。

つまり『死亡届を出さないと火葬ができない』=『お葬式ができない』ということです。

そのため、早めに提出しなければなりません

 

次に、故人が亡くなったことによる戸籍謄本の書き換えに必要になります。

 

故人が亡くなれば、当然、戸籍から名前を除かなければなりません(除籍)。

同時に住民票からも抹消しなければなりません。

実は死亡届がその手続きの書類の役割を持っています。

つまり、死亡届を出せば、役所のほうで除籍手続きをしてくれます。

 

なお、ここで生まれる除籍謄本と呼ばれるものは、後の相続手続きで必要となります。

ただし時間的に急ぎなのは葬儀なので、まずは葬儀を行うために早めに死亡届を提出する必要がある、と思っておけば大丈夫でしょう。

 

死亡届の注意点 - 提出期限 -

故人が亡くなってから7日以内に提出

 

故人が亡くなってから葬儀までの日数が空くことは珍しいと思います。

そのため、そこまで問題になることはありませんが、死亡届の提出期限が、故人が亡くなってから7日以内と非常に短い、というのは覚えておきましょう

 

死亡届の記入で準備するものと届出人はだれか?

ここから死亡届の書き方から提出までの具体的な流れを説明していきます。

しかし、いざ死亡届を書こうにも、記入するために必要なものが不足していたら書けません。

そして誰が書くものかがわからないと、そもそも書くことができません。

 

そこで、困らずに死亡届を書くために準備するものと、誰が書くのか?を先に整理します。

 

死亡届を書くときに準備するもの

・死亡届

・届出人の印鑑(認印でOK・シャチハタは不可)

・故人の本籍がわかるもの(運転免許証・戸籍謄本など)

 

この3点があれば準備完了です。

 

・死亡届の入手方法

 

まず、主役である死亡届の入手方法ですが、これは故人の亡くなった状況によって変わります

そこで状況別の入手方法をまとめます。

 

死亡届の入手方法

ケース1:病院で亡くなった場合

病院が用意する死亡診断書と同じ書類のため、死亡診断書を受け取ればOK

 

ケース2:病院外・事故で無くなった場合

かかりつけの病院・119番に連絡し、死亡診断書(死体検案書)を記入してもらう

 

その他:お住まいの市町村役場で入手

 

まず知っておきたいことは、故人が『いつ・どこで・何のために亡くなったか』を医師が証明する死亡診断書と死亡届が一体の書類になっている、ということです。

下の写真が実際の書類です。

左側が自分で書く死亡届

右側が医師が書く死亡診断書(死体検案書)

 

死亡届と死亡診断書

引用元:法務省の記入例 http://www.moj.go.jp/content/000011718.pdf

 

私の父は病院で亡くなったので、遺体を自宅に運ぶ準備の間に病院が作成してくれました。

つまり、そこで死亡届も手に入ったということです。

 

しかし自宅や事故などで無くなった場合には医師がいません

その場合には、かかりつけの病院、または119番に連絡し、死亡診断書を書いてもらいます

 

・届出人の印鑑

 

実印である必要はありません

認印で十分です。ただしシャチハタは不可なので注意しましょう。

 

・故人の本籍がわかるもの

 

死亡届には故人の本籍を記入する欄があります。

故人の本籍がわかれば準備は不要です。

しかし、本籍がわからない場合は、それがわかる運転免許証や戸籍謄本を手元にまず準備しましょう。

 

では次に、死亡届を書くことができる『届出人』について整理します。

 

死亡届を書ける届出人はだれか?

① 親族・同居人

② 家主・地主・家屋管理人・土地管理人

③ 後見人・保佐人・補助人・任意後見人

引用元:法務省:死亡届

 

基本的には親族が死亡届を記入すると思います。

しかし状況によっては、上に該当する人であれば誰でも記入できます。

 

ではここから死亡届の具体的な書き方について触れていきます。

 

死亡届の書き方と注意点

死亡届は記入する欄が多いので、1つずつ注意点と合わせて説明します。

 

ただしその前に、間違って書いてしまった場合などの、記入上の注意点をまとめます

それを頭に入れた上で、正しく書いていきましょう。

 

記入上の注意点

基本ルール

・年は元号を用いる

・選択項目の□には✓を書く

 

間違って記入した場合

・間違った部分に二重線を引く

・訂正印は押さない

 

死亡届の余白部分に次の2つを記入・捺印する

・用紙の下の余白部に次の内容を書く

 火葬場の名称・届出人と故人の続柄

・余白部分に捨て印を押す

 

元号を使うところがお役所らしいですが、そういう決まりなので従いましょう。

その他の注意事項については、次から説明する細かい手順で登場したときに触れていきます。

 

死亡届の書き方の解説 

死亡届の書き方を1欄ごとに説明していきます。

なお説明に使う写真は法務省が公開している記載例を用いています。

 

・書き方1:提出日の記入

 

死亡届の提出日の記入

 

① 提出日を記入

② 都道府県から書き、提出する市町村の長宛てとする

 

この提出日は実際に提出する直前に記入しましょう。

もし先に書いてしまい、後で提出日がずれてしまうと面倒ですので。

 

・書き方2:故人の氏名・生年月日を記入

 

故人の氏名・生年月日の記入

 

① 氏名・性別・フリガナを記入

② 生年月日を記入

生後30日以内の場合だけ、生まれた時間も記入する

 

ここで選択肢を✓で書く、が登場しました。

このあとも同じように✓で印をつけていきます。

 

また生年月日の時間は生後30日以内での死亡に限ります。

そのため、それに該当しない場合は無記入となります。

 

・書き方3:死亡した場所・時間の記入

 

死亡したとき・場所の記入

 

・右側の死亡診断書に書かれている内容を、そのまま正しく写す

・番、番地は異なる方を線で引く、または該当するほうを〇で囲む

(どちらでもよい・〇で囲まなくても大丈夫)

 

まず『死亡したとき・場所』は、一字一句間違わずに、死亡診断書と同じ内容にしましょう!

 

また、住所欄には番・番地の2種類があります。

これは該当しない方を線で引くか、〇で囲むかのどちらかで記入しましょう。

ただし、私は何もしないままでも受理されましたので、そこまで重要な点ではないと思います

 

また住所は、次の2通りの表記方法があります。

・〇丁目△番地□号といった日本語表記

・〇-△-□

 

一説では『ハイフンを使ってはいけない』と説明する記事を見かけますが、私はハイフンでも大丈夫でした

このあたりは正直言って、そこまで厳密ではないんでしょう。

 

ただし、ケチをつけられると困るので、念のため

・該当する部分を〇で囲む

・番地などはハイフンを使わないで書く

としたほうがよいと思います

 

・書き方4:故人の住所と世帯主を記入

 

故人の住所・世帯主の記入

 

故人が住民票で登録している住所を記入

故人が世帯主の場合は、故人の名前を書く

 

特にこの欄について困ることはないと思います。

  

・書き方5:故人の本籍と配偶者の有無を記入

 

故人の本籍と配偶者の有無の記入
 

① 運転免許証や戸籍謄本で本籍を確認してから記入

② 配偶者の有無を記入

配偶者がいる場合は年齢も記入する

 

この欄で困る方が一番多いです。

というのは、故人の住所と本籍は必ずしも一致しないからです。

さらには本籍の筆頭者の氏名も書く必要があります。

 

そのため、もし不安な場合は確実な情報源として『運転免許証や戸籍謄本』を用意しましょう。

特に本籍の筆頭者は運転免許証では確認できないので注意しましょう。

 

・書き方6:故人の職業の記入

 

故人の職業の記入

 

死亡したときに故人が従事していた職業に☑

下段の『職業・産業』は国勢調査のための欄で必須ではない。

無記入で問題なし

 

ここも特に問題はないと思います。

一番下の欄は国勢調査のためのものなので、悩んでまで書く必要はありません。

 

・書き方7:届出人の住所・本籍・署名と捺印

 

届出人の住所・本籍の記入

 

① 届出人の住所・本籍・署名を記入

届出人が火葬許可証の名義人となるため、故人と近い関係の人を届出人とする

② 『印』部分に捺印する

 

届出人は既に触れた条件を満たす人になります。

 

なお注意したい点は『届出人』≠『提出人』ということです。

死亡届を役所に提出しに行く人が届出人というわけではありません

実際に私の場合は、葬儀をお願いした葬儀業者の方が代行で提出に行きました。

そのため、提出は代理人でできますが、届出人は故人との関係の条件を満たす人のみなので、その点の違いには注意しておきましょう。

 

・書き方8:連絡先と余白部に火葬場と続柄・捨て印を記入、捺印

 

届出人の連絡先と余白スペースへの記入・捺印
 

① 何かあったときに連絡が取れる届出人の連絡先を記入

② 欄外の余白スペースに次の3点を記入・捺印

 ・火葬場の名称

 ・届出人と故人の続柄

 ・捨て印の捺印

 

連絡先はよくある項目なので困らないと思います。

 

しかし、余白に記入する項目は、念のため書いておいた方が良い内容です。

 

その理由。

提出時にどこで火葬するのかを聞かれる場合がある

届出人と故人の関係を聞かれる場合がある

捨て印があれば、役所が自由に訂正できる

 

最初に訂正印を押さない、と触れたのはこの理由のためです

訂正印で修正したつもりでも、不備がまだある可能性があります。

そのため、相手に訂正する権利を与える、という意味で捨て印を用意すれば、1からの書き直しを防げます

 

以上で死亡届の書き方の手順が完了しました。

最期に死亡届の提出方法について解説します。

 

死亡届の提出先と誰が出すか?

死亡届の記入が完了したら、市町村の役所に提出します。

しかし市町村の役所といっても、本籍なのか?住所なのか?など疑問があります。

 

また故人が亡くなってからは、葬儀の準備で忙しくなるため、遺族が直接提出するのが難しい場合があります。

 

その点を踏まえて、死亡届の提出先と提出する人を整理します。

 

死亡届の提出先

・故人の死亡地、または本籍の市役所、区役所または町村役場

・届出人の所在地の市役所、区役所または町村役場

 

故人の戸籍を書き換える都合を考えると、なるべく故人の本籍に近い役所への提出が望ましいです。

しかし死亡届の提出期限が短いことから、なるべく近い場所を選ぶのがよいです。

 

死亡届を提出する人と注意点

提出する人

・届出人

・葬儀業者などが代行

 

提出時の注意点

・届出人の身分証明書と印鑑を持参

 

提出する人は、必ずしも届出人である必要はありません

遺族が届出人の場合が多く、遺族は葬儀の準備で忙しくなります。

そのため、葬儀業者が代行で提出してくれることが今では多いです

 

しかし提出には、届出人の身分証明などの確認が必要です。

そのため、葬儀業者の方に代行してもらう場合は、大事な身分証明書と印鑑を一時的に預けることになります

私は特に気にせず葬儀業者の方に渡しましたが、この点に不安を覚える方はご自身で提出されるのがよいと思います。

 

まとめ

死亡届の役割

・死亡届は葬儀に必要な火葬、埋葬許可証を得るために必要な書類

・死亡届は故人が亡くなってから7日以内に提出

 

記入時に準備するもの

・故人の本籍がわからない場合は、運転免許証や戸籍謄本を用意する

 

死亡届の記入

・書き方に注意して1欄ずつ丁寧に記入

・間違えた場合は二重線で訂正し、捨て印を訂正印代わりにする

 

死亡届の提出

・故人の死亡地、本籍、または届出人の所在地の市役所、区役所または町村役場

・提出は届出人以外でも可能だが、届出人の身分証明と印鑑の持参が必要

 

いかがでしたでしょうか?

 

私は葬儀をお願いした葬儀業者の方に書き方を教わりながら記入しました。

そして提出も葬儀業者の方に代行していただきました。

 

そのため、時間に余裕のない方や不安な方は葬儀業者に相談・依頼するのが間違いないと思います

 

しかし最後の提出の説明で触れたように、提出にあたっては個人情報を他人に預けることになります。

 

その点も踏まえて、ご自身にとっての一番の方法をよく考えて決定しましょう。

【体験談】家族葬で実際にかかった費用と内訳。安く抑えるポイントは!

家族葬の費用



私が父の葬儀を家族葬でとり行ったときの葬儀費用とその内訳を、具体的な金額でご紹介します。

 

最近は、親しい身内だけで葬儀を小さく行う『家族葬』を選ぶ方が増えています。

小さなお葬式という印象から、葬儀費用が安く抑えられると思う方も多いと思います。

しかし、ネットで調べてみると、多くの葬儀業者は『〇〇万円~』と書いており、実際にかかる費用の具体的なイメージをつかめない方が多いと思います。

 

そこで今回、私が実際に行った家族葬の費用と内訳を公開することで、

家族葬にかかる費用の具体的なイメージ

その内訳と私の経験から、家族葬の費用を安く抑えるポイント

をお伝えしたいと思います。

 

なお、具体的な金額をご紹介するにあたって、まず私が行った家族葬の形式を簡単に整理します。

規模や葬儀の形態によって費用は当然変わりますので、これから紹介する金額を考える上での前提条件として考えてください。

 

私が行った家族葬の詳細

・市が運営する公営斎場を利用

・葬儀業者は公営斎場と提携している葬儀業者を利用

・葬儀はお通夜、告別式を1日に行う『一日葬』

・参列者は遺族、父の兄弟、従妹を含めた計19名

 

 

家族葬にかかった費用と内訳

最初に家族葬にかかった費用とその内訳の結論をまとめます。

 

家族葬の費用総額とその内訳

私が家族葬を1日で行った場合の費用の総額は約163万円でした。

 

家族葬の総費用と内訳
 

単純に費用だけ聞くと『想像よりも高い!』と思われるかもしれません。

しかし、このくらいの費用が必ずかかるのかと言うと、そうではありません!

 

上のグラフの『固定費・変動費』という分類に注目してください。  

 

『変動』という言葉から想像できるように、変動費は遺族で調整できる費用です。

さらに家族葬の費用の大部分を占めていることから、『この変動費に該当する内容が何か?』を知ることで、家族葬の費用を安く抑えるポイントが見えてきます

 

葬儀にかかる費用の分類 - 固定費と変動費 -

・固定費:家族葬で必ずかかる費用

・変動費:遺族の意思で調整できる費用

 

葬儀に関わる固定費と変動費の種類は非常に多いので、次の項目以降で少しずつ具体的に紹介していきます。

ただし、まず最初に、それぞれがどのような費用なのか?を簡単に整理しておきます。

 

固定費

・斎場など葬儀の場所に関わる費用

・葬儀業者の運営に関わる基本費用

 

変動費

・棺や骨壺などの葬儀備品の豪華さに関わる費用

・会葬礼状(挨拶文)へのこだわりや遺体の保全に関わる費用

・参列者へお渡しする品(会葬・返礼品)

・戒名に関わるお布施

・精進落としの料理の品

 ※精進落とし(しょうじんおとし):火葬中にとるお食事

 

平たく言うと、

・家族葬を行う上で絶対に外せない斎場や運営に関わる費用が固定費

・葬儀の豪華さや、お返しの品・お料理の品など、遺族側が選んで決める費用が変動費

と思っていただければ、ほぼ間違いないです。

 

でも、そんな変動費が葬儀の費用に大きく影響するの?と思うかもしれません。

しかし、葬儀のオプション費用は、想像よりも高いことが多いです!

この点に注意しながら、詳細について触れていきたいと思います。

 

斎場の利用料金について

まず家族葬を行う場所、つまり斎場の利用料金についてご紹介。

私は市が運営する公営斎場を利用したので、公営斎場の利用料金をもとに解説していきます

 

しかし、『私が住んでいる市町村には公営斎場がないよ!』という方も当然いらっしゃいます

 

でも、ご安心ください。

そのような方でも、十分に参考となる情報になります

その理由はコチラ。

 

住んでいる市町村外の公営斎場を使える場合がある

公営斎場の利用費は、業者の費用を比較する上での1つの基準になる

 

公営斎場の利用料

私が住んでいる埼玉県〇市の2019年12月時点の斎場の利用料金の一覧表です。

下の表以外にも選択肢はありますが、重要な部分だけ抜粋してまとめました。

なお『費用は全て1日あたり』という点に注意してください。

 

また、公営斎場によって費用が変わるのは当然です。

そのため、家族葬にかかる費用の1つの判断基準としてお考えください。 

 

項目 備考1 備考2 費用
火葬
市内居住者
満12歳以上 0
満12歳以下 0
市外居住者
満12歳以上 48000
満12歳以下 32000
式場
150名収容 40000
60名収容 30000
30名収容 20000
待合室
市内居住者
3000
2000
市外居住者
6000
4000
霊安室 1000

 

青色の部分が、実際に私が使用したものです。

人数が19名で1日葬ということもあり、斎場の利用料は2万円でした。

 

ただし、私の場合、父が亡くなってから葬儀までの日数が11日間とかなり空いてしまいました。

その理由は、単純に斎場とお寺さんの都合がなかなか合わなかったためです。

そのため、葬儀直前の5日間は斎場の霊安室を追加で利用しました。

 

霊安室は、簡単に言うと、遺体を保存するための冷凍庫です。

実際に霊安室に保管する場面に立ち会いましたが、棺サイズの業務用冷凍庫のようなものの中に棺を保管します。

 

通常、ドライアイスで遺体が傷まないように保管しますが、遺体を自宅に長期間置き続けることは、遺体の保全にも、遺族の精神にもよろしくありません。

そこで11日間も遺体を家に置くわけにはいかなかったので、霊安室を5日間利用し、その利用費が5千円となりました。

 

私のように葬儀までに相当な時間が空くことはほぼないと思いますので、この霊安室の利用費は普通はかからない、と思ってよいと思います。

 

なお、この料金表にもとづいて、家族葬における最大利用料金を算出すると次になります。

 

最大規模での家族葬での斎場利用費

・人数は60名規模(家族葬のため大きい式場は不要)

・市外居住者

・待合室大

・お通夜、告別式の2日形式

費用:9万円

 

当然、市内居住者ならばもっと安くなります。

 

公営斎場がない方へのアドバイス

・お住まいの地域に公営斎場がなくても、条件を満たせば使える場合がある

・故人の親族が住む市町村の公営斎場を利用する

 

私が利用した公営斎場では、次の条件を満たせば市外の人でも使えます

葬儀を行う親族が、亡くなった方の2親等以内であること

 

ただし、すべての公営斎場に通用するとは言えません。

 

もしお住まいの市町村に公営の斎場がなく、公営斎場を使いたいと思われる方は、

・近い親族の方の市町村に公営斎場があるのか?

・使える条件か?

を確認してみてはいかがでしょうか?

 

費用を安く抑えるポイントは?

思い切って通夜・告別式を1日で済ませる『一日葬』にする

 

私は一日葬にしました。

その理由は次の2点です。

今の時代では、通夜、告別式と2日連続で予定を入れてもらうことが困難

年配者の方が連日で移動するのは大変

 

実際に一日葬を行いましたが、親族から特別な意見などはありませんでした。

 

葬儀が1日で済めば、斎場の利用費用が1日分で済みます。

つまり、それだけ費用を安く抑えることができます

 

まだ一日葬に馴染みがないかもしれませんが、これから増えていく形式だと思うので、検討の余地に入れてよいと思います。

 

葬儀業者の費用1 - 葬儀の運営関係 -

葬儀業者

家族葬にかかる費用で1・2番に高いのが葬儀業者への費用です。

 

私は公営斎場を利用しました。

そして公営斎場を利用するにあたって、依頼する葬儀業者には、次の条件がついています。

 

公営斎場を利用するための条件

公営斎場と提携している葬儀業者であること

 

公営斎場と提携している葬儀業者の費用の決まり

① 十分に質の高い葬儀を行うための費用の上限 (固定費)

基本料金15万円以内・付帯料金8万5千円以内

つまり合計23万5千円から葬儀が可能

 

②希望によるオプション制度の費用の上限 (変動費)

利用者の要望により20万円以内でオプション制度を利用できる

 

じゃあ他の葬儀業者は?と思う方が当然いらっしゃると思います。

ただし、公営斎場と提携している業者でも、セレモニーホールなどで葬儀を依頼することは当然できます

 

そのため、今回ご紹介する費用を1つの基準にすると、さまざまな葬儀業者の費用を比較しやすくなると思います。

  

さて、基本料金・付帯料金・オプション制度、と見知らぬ言葉が登場しました。

それぞれの料金が、具体的に何にかかる費用なのか?を明確にしたうえで、葬儀の費用を安く抑えるポイントにつなげていきたいと思います

 

基本料金 (固定費)

葬儀の運営・絶対に欠かせない仏具にかかる費用全般

費用:16万2千円(固定)

企画(諸手配・手続き関係)

運営(納棺・出棺・会場設営・司会進行・受付)

棺、位牌一式、骨壺一式

副葬品(故人の納棺時に着る着衣の一式)

 

どれも葬儀には欠かせない内容です。

 

葬儀に関わる仏具一式が含まれているのは当然です。

また、故人が亡くなって後は、家を留守にすることが難しいので、役所への死亡届の代行や葬儀の設営・司会進行・受付費用も全てこれに含まれています

 

では、もう1つの固定費『付帯料金』とは何か?

 

付帯料金 (固定費)

葬儀の飾りつけ関係の備品・納棺までにかかる費用全般

費用:9万2千円(変動要素あり)

写真代(遺影)

会葬礼状100枚(会葬品に添える挨拶文)

寝台車(自宅以外で亡くなった場合に、遺体を自宅へ運ぶ費用)

・ドライアイス1日分

枕飾り一式(納棺までのご遺体の衣装一式)

祭壇用盛物(果物・仏菓子)

後飾り、仏具一式

 

これも基本料金と同様に葬儀では欠かせないものになります。

さすがに遺影や祭壇周りの備品は欠かせませんので。

 

ただし、基本料金に含まれる棺や骨壺などと異なり、

葬儀までの間に、遺体を自宅で安置するためのもの

挨拶文や、葬儀の祭壇周りの飾りつけ

といった内容になります。

 

ちなみに、私の父は病院で亡くなったので、遺体を自宅まで運ぶための寝台車が必要でした。

その寝台車の費用が21600円だったので、ご自宅で亡くなられた場合には、この寝台車の費用が不要となります

 

ここまでの2つの固定費は、ほぼ全てが必要なものになりますが、変動費であるオプション料金とは何か?について触れていきます。

 

オプション料金 (変動費)

葬儀の備品の装飾や会葬礼状などを、こだわりのあるものに変えるための費用

費用:14万400円(私が支払った費用)

遺影の額縁の種類(色の変更や花を添えるかなど)

会葬礼状の文面の変更(定型文ではない文面を作ってもらう)

棺の種類(棺に布を被せる・またその種類)

・骨壺の種類(色や柄を追加する)

防臭剤

ラストメイク(納棺前に顔にお化粧する)

・マイクロバスの利用

 

個人的におすすめのオプション

棺の種類(桐の棺がむき出しだと寂しいため)

防臭剤(臭いはないほうがよいため)

ラストメイク(葬儀で故人のお顔を拝むときに、お顔はキレイな方がよいから)

 

私が実際に利用したものを青字にしました。

 

まず装飾に関する内容を写真でお見せします。

 

どんな変更なのか?のイメージを掴んでみてください。

そして実際の追加費用がいくらなのか?に注目してみてください。

想像よりも高い金額だとわかります

 

装飾に関する変更内容

白布に変更で追加費用 54000円

 

棺のオプション

 

骨壺(変更なし)

 

骨壺のオプション

 

遺影の額縁紺色・花付きに変更で追加費用 12960円

 

遺影の額縁のオプション

 

いかがでしょうか?

 

私が追加したものは、標準品から1ランク上げただけですが、追加でこのくらいの費用がかかります。

基本的に、標準品から1ランク上げるだけで数万円の費用が追加でかかります!

 

一方、他のオプション費用はどうなのか?

これは実際に私が払った追加費用をもとに整理していきます。

 

その他のオプション費用

ラストメイク追加費用 54000円

防臭剤追加費用 10800円

会葬礼状の校正追加費用 8640円

 インタビュー形式で故人の思い出を聞き、業者が文面を考えるサービス

 

このオプションについては遺族内の意向を聞きながら決めていきましょう。

 

その他費用 (変動費)

遺体を自宅に長期保管する場合は、ドライアイスの交換費用が発生

費用:8140円/日

・ドライアイスは担当者の方が毎朝交換に来てくれます

 

私の場合は、父が亡くなってから霊安室に移すまでの期間が長かったため、ドライアイスの交換日が7日もありました

そのため、ドライアイスの交換費用だけで8140円×7日=60480円という、かなり大きい費用が発生しました。

よっぽどの事情がない限り、この費用はかからないと思ってよいと思います。

 

費用を安く抑えるポイントは?

本当に必要な装飾か?をよく考えてオプションを考える

 

故人のことを考えると、どうしても見た目の良いものにしたくなるものです。

しかし、備品の装飾を1つランクを上げるだけでも数万円の追加費用が発生します

 

故人を思う気持ちも重要ですが、残された遺族の今後も重要です。

悔いが残らない支出か?をよく検討して決めるようにしましょう。

 

葬儀業者のオプション費用を抑えた場合の費用

当然、好みの分かれるところですが、次の条件で費用を抑えた場合の比較を表にしてみます。

 

費用を抑えた点

・ドライアイスの追加費用は削除(普通ではありえない期間だったため)

・額縁の変更なし(標準品でも十分だから)

・会葬礼状の校正(定型文で良いと思う人が多いため)

 

オプション費用を抑えた場合の葬儀業者の費用の変動


意外に効果は大きいです。

葬儀の備品のオプション費用は意外に高い、ということをご理解いただければと思います。

 

ちなみに余談です。

会葬礼状は、ほとんどの場合、ありきたりな定型文の場合が多いです。

葬儀業者の方が言うには、田舎地方で、ず~っとその土地に住み続けている方は、定型文を選ぶ方がほとんどだそうです。

 

しかし、初めて喪主を務めることになり、インタビュー形式で父の生前や、父への想いを聞かれ、それを文面にしてもらったところ、次のようなお声をいただきました。

・こんな会葬礼状を見たことはない

・会葬礼状を見たら涙が出た

 

私の父の葬儀の会葬礼状のタイトルは『育ててくれてありがとう』です。

裕福な家庭でない中、父が仕事をし、田畑も管理していた姿を見ると、私は尊敬の想いを抱くだけです。

短気な父でしたが、シャイな父はあまり口数が多い方ではありませんでした。

だからこそ、父が亡くなってから、その後ろ姿を思い返すと、

・その背中に背負っているもの

・自分の生きがい

色々と想像させることが多く、今はただただ父に感謝している気持ちです。

 

一部の方だけをお呼びする家族葬。

葬儀に呼ばれなかった方にも、遺族側が故人に対してどういう想いを抱いているのか?

これは私の地域では珍しいパターンだったようですが、私は会葬礼状を定型文にしなくて良かったと思っています

 

葬儀業者の費用2 - お返しの品・生花・盛篭 - 

葬儀会社に支払う費用は葬儀の運営面だけではありません。

他にも、

香典のお返しの品

祭壇の周りを彩る生花や盛篭

といったものも、葬儀業者に発注して準備してもらう必要があります

 

準備自体は、葬儀業者が用意するカタログの中から選ぶ形をとります。

ただし、

・香典返しでは相場が気になる

・生花、盛篭は馴染みのないもの

なので、その考え方や大体の費用を具体的に紹介していきます。

 

また、お返しの品が足りなくなると大変困りますし、参列者に失礼になります。

かといって大量に用意して、余ってしまったらどうなるのか?の不安はあります。

その点についても説明を加えていきます。

 

会葬品・返礼品の相場と考え方・発注数量

会葬品

参列者全員にお渡しする品(お清めの塩付き)

相場は1000円前後

形が残らない、使い切りのものをなるべく選ぶ

 

何にするかは好みが分かれるところです。

ラインナップとしては、お茶やタオルなど、日常で簡易的に使えるものが大部分です。

 

私の場合、タオルなどは多くの家庭で余っていることが多いとのことで、お客様が来られたときにお出しできるお茶を選びました。

ちなみに金額は864円です。

 

返礼品

お香典をいただいたときに返す品

お香典の1/3~半額程度が相場

形が残らない、使い切りのものなるべく選ぶ

 

これはお香典をいただいた際にお返しするもので、1家庭につき1つのお返しとなるのが通常です。

そのため、参列者の人数よりも少ない量で済みますが、金額が高くなります。

 

相場はお香典の半額程度と言われています。

家族葬の場合は、誰をお呼びするのかが把握できるので、大体の値段は決めやすいと思います。

 

私の場合のお香典の金額と返礼品の金額を、参考として紹介します。

 

お香典

従妹関係:3万円~5万円

兄弟関係:5万円~10万円

 

返礼品の金額と商品

・金額:10300円

・商品:調味料セット、カタログギフト

 

商品は、使い切りタイプの調味料セットに加えて、各家庭で欲しいものが選べるようにカタログギフトにしました。

今では葬儀でもカタログギフトが選べるのは便利な時代だと思います。

 

ただし、私の場合、返礼品の金額が少し少な目でしたね。

実際には、お香典でお金が返ってくるものなので、そこまでケチることではないと思います。

 

発注数量

・絶対に足りると思う数量を過剰に用意する

・余った分は葬儀業者に返品し、費用からその分を引いてもらう

 

安心してください。

使いきれなかった分は、葬儀業者に返品でき、余計な費用を払う必要はありません

その証拠がこちら。

返礼品の返品の証明書
 

生花・盛篭の費用

生花・盛篭のイメージがわかない人もいると思うので、代表的な写真をお見せします。

 

生花

・祭壇の周りに飾る花

・差出人の名前が書かれる

・火葬の前に、棺に花を入れるのに用いる

 

葬儀の生花の具体例
 

盛篭(もりかご)

・祭壇の両脇に置く果物やビールの詰め合わせ

・余ったものは家に持ち帰り、折を見て親族に分配する

 

葬儀に用いる盛篭の具体例
 

葬儀の祭壇を彩るためにも、このような生花や盛篭を準備します。

 

では

誰が準備するのか?

その費用は誰が支払うのか?

をまとめておきます。

 

生花・盛篭の費用

・生花はサイズによって1基15000~25000円が相場

・喪主は1番大きいサイズで1対(2基)用意することが多い (5万円程度)

・盛篭は果物、ビールによって1基13000~20000円が相場

 

生花・盛篭の費用負担

・出し手が負担

・遺族以外の分は、事前に出し手から費用を回収して、葬儀業者にまとめて支払う

 

基本的に、喪主や遺族が一番大きい生花を上に陣取ります

左右対称の場合は1対(2基)を用意します。

その分の費用は、遺族が支払います。

 

しかし、兄弟一同や親族一同などの親族関係のものについては、差出人が費用を負担します

『生花や盛篭を出したい』という要望が出たら、その分の費用を事前に受け取り、葬儀後にまとめて葬儀業者に支払うことになります。

 

そのため、遺族側としては自分たちの分だけ支払うと考えれば大丈夫です。

 

お寺さん関係の費用 - お布施・御膳料・お車代 -

お寺

葬儀業者の費用と並んで高いのが、お寺さん関係の費用です。

その中でも群を抜いて高いのが『お布施』です。

 

お布施は、お寺さん(ご住職)によって考え方が大きく変わります。

そのため、ここでご紹介する具体的な金額は1つの参考にとどめてください。

ただし、ネットで色々と調べると、大体の相場と合うので、大きな問題はないと思います。

 

お布施の相場

・戒名の位で費用が決まる

・1番下の戒名『信士・信女』であれば10~20万円が相場

・戒名の位が1つ上がるごとに20万円程度上がる

 

『戒名の位』と言われてもピンとこないと思います。

そこで、お墓に彫られた名前、または位牌の戒名を確認してみてください。

その末尾で確認できます

 

多くの場合は、下の位から順に

・信士、信女

・居士、大姉

・・・と上がっていきます。

 

私の父の場合は、居士の1つ上の『〇〇斎△△居士(通称:さいこじ)』と呼ばれる戒名で、お布施が60万円でした。

 

戒名の位は、その家で代々引き継がれるものなので、たびたび変えるものでない点が厄介で、上の位ほどビックリする金額になります

 

なお、このお布施については、事前の行動で安く抑えることができます

これは後ほど紹介します。

 

御膳料の意味とその相場

・ご住職が葬儀後にお食事されない場合に支払う食費

・相場は5000円ほど

 

後で触れますが、葬儀の火葬中に精進落としという場でお食事をとります。

このお食事をご住職が断られた場合には、お食事代として御膳料をお支払いします。

なお、最近ではご住職がお食事に参加することは、ほとんどないと思って良いです。

言い換えれば、御膳料はほぼお支払いするもの、と思って良いです。

 

なお、精進落としの料理は高くて5000円程度なので、実際に用意するお料理に見合う金額を支払えば大丈夫です。

ちなみに私は、精進落としの料理の金額が4500円でしたが、1万円をお支払いしました

お布施の金額が非常に高く、金銭感覚がマヒし、少ないと失礼ではないか?という思いから、見栄をはり、相場よりも高くなってしまいました

 

しかし、お布施で十分な金額はお支払いしているので、変に高い金額にしなくてよいと思います。

 

お車代の意味とその相場

・ご住職が斎場まで自分で移動する場合に支払う移動費

・相場は、市内移動で5000円、市外移動で10000円

 

 葬儀当日のご住職の移動手段は、大きく分けて次の3つです。

・ご自身で移動される

・当日、遺族がお迎えに上がる

・当日、タクシー会社にお迎えを依頼する

 

ただし、今の時代は、ご住職自身が自分の車で移動することがほとんどなので、お車代は発生するものと思って間違いないでしょう。

 

では、いくらお支払いするのか?ですが、移動距離によって当然変わります。

ただし、そこまで遠方まで移動することは稀なので、市外か市内かで判断されてよいと思います。

 

なお私の場合は、またも見栄をはって、市内移動でも10000円をお支払いしました

 

費用を安く抑えるポイントは?

・故人が亡くなる前に、事前に戒名の位を下げる相談をお寺さんにする

・御膳料、お車代は相場に合わせ、変に高くする必要はない

 

戒名に関しては、私の母方の祖父母が実際に行ったものです。

故人が亡くなってからでは、お寺さんに戒名の位を下げる相談は、なかなかやりにくいものです。

実際に私が父の葬儀の相談でお寺さんに伺った際にも、希望の戒名を伝えたところ、『やっぱり戒名は下げにくいよね』と、ご住職に言われました。

 

しかし、私の母方の祖父母は、子どもに将来のお金の負担をかけたくない、という理由で、事前にお寺さんに一番下の『信士・信女』にしてほしい、という相談をしていました

 

そのため、私の母方の祖父母の戒名は信士・信女です。

 

戒名は家系が続く限りつきまとうものです。

もし事前に戒名の位を変えたい場合には、早めに相談することで費用を安く抑えることができると思います。

 

また、御膳料やお車代についてです。

お寺さんには、お布施という形で十分な金額をお支払いします

そのため、変に気を遣わず、相場に合った金額でお支払いするのがよいと思います。

 

精進落としの費用

精進落としは、故人を火葬している間に食事をとる場です。

ここで食べるお食事は、遺族側が料理屋に依頼し準備するものです。

 

これもそこそこ費用がかかるものなので、費用設定には注意しましょう。

 

精進落としの費用の相場

・料理屋で法事用のメニューが決まっている

・大人で1名あたり3000円~5000円程度が相場

・飲み物はフタを開けた分だけの支払いになる

 

飲み物は足りなくなると困るので、実際にフタを開けた分だけの清算となります。

 

一方のお食事は、各料理屋で法事用のメニューが用意されており、3000~5000円程度が相場となっています。

ちなみに私は4500円のメニューにしました。

 

これは実際にメニューを見ながら、納得のいくものを選べばよいのですが、次の費用を安く抑えるポイントを参考にしてみてください。

 

費用を安く抑えるポイントは?

・火葬にかかる時間は大体90分

・挨拶や会話の時間を考えると、意外に食事の時間は少ない

・変に気を遣わず、量が多すぎないものを選ぶ

 

私は多くの品が並ぶメニューを選んでしまいました

 

しかし実際に精進落としの場が訪れると、

喪主の挨拶、献杯の挨拶で時間がかかる

親族同士が久しぶりに会うので会話が多くなる

という理由から、実は食事にかける時間はそこまで多くありません

 

ましてや、火葬にかかる時間は90分程度です。

 

下手に量の多いメニューを選ぶと、食べきれない・忙しい、ということになるので、そこまで豪華な料理を選ぶ必要はないと思います。

是非参考にしてみてください。

 

まとめ

家族葬の費用

・家族葬の斎場費用は高くて9万円程度

・葬儀業者への固定費の費用は30万円程度

・葬儀業者への変動費の費用は42万円程度

 ※会葬品・返礼品も含む(人数規模:20名相当)

・お寺さんへの費用は『戒名料(20~60万円程度)+1万円(御膳料・お車代)』

・精進落としの費用は4000円程度×人数+飲み物代

 

家族葬の費用を抑えるポイント

・葬儀のオプション費用が本当に必要かを考える

・戒名の位を下げるなら、事前にお寺さんにご相談する

 

色々と決めることが多い葬儀ですが、家族葬では参列者が想像できることから、変動費を考えることで、費用を抑えやすい特徴があります。

 

一方で、参列者が限られるので、お香典の金額は少なくなりますが、気の知れた身内でゆっくりと葬儀を行えるメリットもあります。

 

故人への想いを大事にしながらも、どのような葬儀が残された遺族にとって良いのか?を費用面でも考え、納得のいく葬儀を実現できることを願っています。

 

なお、私が家族葬を選んだ理由は次の記事で紹介しています

世間一般で言われる理由と結構異なるものなので、参考にしてください。

www.tm-life-agent.com