生活の羅針盤

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【体験談】初めての葬儀の喪主挨拶 - 例文・マナー・忌み言葉とポイント -

喪主の挨拶

初めての喪主で、葬儀の挨拶に困っている方に向けて、初めて私が喪主を務めたときの経験をもとに、喪主の挨拶の考え方をご紹介します

  

葬儀では、さまざまな場面で喪主が挨拶します。

今は、多くの挨拶の文例をネットで簡単に調べられる時代です。

しかし、いざ文例を参考にしようにも、意外に困ることが多いです

 

  • 無理に文例をまねても、内容がしっくりこない
  • 自分の望む文例が見つからない

 

私も、初めて葬儀の喪主として挨拶するときは、ネットで多くの文例を検索しました。

葬儀業者さんからもらった文例も参考にしました。

 

しかし、辿り着いた結論は、

  • 例文から挨拶の基本構成やポイントを知る
  • 挨拶の言葉のマナーや忌み言葉を押さえる
  • この2つを参考に自分で挨拶文を考える

の3段階を踏んだ方が、文面を考えるのが圧倒的に早く、自分が納得する内容になる、でした。

 

葬儀で喪主が挨拶する内容は、流れが大体決まっています。

つまり、挨拶の内容のポイントを押さえてしまえば、自分で挨拶の内容を作ることができる、ということです。

そこで、次の流れで喪主の挨拶の考え方を説明していきます。

各項目のポイントを参考にしながら、あなたの納得のいく喪主挨拶の文面を考えてみてください

 

記事の紹介内容と狙い

1:喪主の挨拶のタイミング

挨拶する場面を知り、どんな雰囲気で挨拶するのかをイメージする

2:喪主の挨拶のポイント

挨拶の考え方を大雑把に押さえ、考えやすい状態を作る

3:喪主の挨拶のマナー・忌み言葉

一般的な表現方法を知ることで、恥ずかしくない挨拶に仕上げる

4:挨拶の具体的な内容と構成(文例あり)

喪主の挨拶の基本的な構成を知り、文脈を考えやすくする

文例で挨拶の内容を具体的に知り、自分に合った内容に修正する

5:アドバイス

本番で失敗しないための、私が実践した工夫をご紹介

 

 

葬儀の喪主の挨拶のタイミング

葬儀では、さまざまな場面で喪主が代表として挨拶します。

どのタイミングで挨拶するのかは、葬儀業者と打ち合わせて決めます。

葬儀の形態(家族葬・一日葬など)で、挨拶の回数は変わりますが、一般的に次の場面で喪主が挨拶をします。

  

喪主が挨拶するタイミング

  • お通夜、告別式の最後
  • 通夜振る舞い、精進落としの最初と最後

通夜振る舞い:お通夜後のお食事の場

精進落とし:告別式後の火葬中のお食事の場

 

要は『式の終わり』と『食事の開始と終了』です。

 

なお、それぞれの場面で出席者が異なります。

そのため、各場面の出席者に合った挨拶を考えることが重要です

 

各場面での出席者

お通夜・告別式・通夜振る舞い

親族から、故人の友人や会社関係など幅広い

精進落とし

親族などの近親者が中心

 

具体的には、各対象者に応じて、次のように言葉を使い分けます。

 

親族・身内向け

今後も変わらぬお付き合いをお願いする言葉

会社関係などの非親戚関係

これまでの故人とのお付き合いへのお礼の言葉

 

親戚関係であれば、故人が亡くなった後も、法事などのお付き合いが続きます。

一方、会社関係であれば、故人が亡くなった時点でお付き合いが無くなります。

そのため、挨拶する相手がしっくりくる『お願いやお礼』の文言を選ぶようにしましょう

  

喪主の挨拶のポイント

アドバイス

最初から完璧な挨拶を考えようとすると失敗します

そこで、挨拶を考えるうえでのポイントをざっくりと押さえ、挨拶を考えやすい状態を作ります。

 

喪主の挨拶で最も大事な内容

  • 参列者の方へのお礼・感謝
  • 亡くなってお礼を言えない故人の代弁者となる気持ち

 

まずはこれを一番意識しておきましょう。

故人はお世話になった方に、お礼を伝えることができません。

その故人に代わって、今まで・葬儀への参列のお礼を述べることが一番大事です。

 

ただし、単純にお礼と言っても、何に対するお礼か?がわからないと、言葉は思いつきません。

そこで『何に対するお礼か?』を具体的に整理します。

 

喪主の挨拶におけるお礼・感謝とは?

  • 故人と、生前お付き合いいただいたことへの感謝
  • 時間を作って、故人の葬儀に来てくれたことへの感謝

 

亡くなられた方は、さまざまな方とお付き合いしてきたはずです。

そして、忙しい時間の中でも、故人をしのんで、最後の別れの場に来てくれています。

そのお礼を、故人に代わって伝えるのが『喪主の挨拶』と思って良いでしょう

 

感動・かっこいいは無理に考えない

挨拶を考えようとすると、どうしても素敵で感動的な挨拶を目指しがちになります。

しかし、先ほど触れたように、挨拶の目的は参列者の方へのお礼です。

そのため、無理に美談やかっこいい表現を考える必要はありません。

そもそも、感動するツボは人によって変わりますから

 

ここで1つ質問です。

Q:過去に参列した葬儀で聞いた挨拶の内容を覚えていますか?

 

ほとんどの方は思い出せないのではないでしょうか?

私はそうでした。

 

だからこそ、挨拶の内容を無理に考えるよりも、『丁寧にお礼をお伝えする』という姿勢が非常に大事になります

恐らく、丁寧な挨拶の姿を見た人は『立派な挨拶だった』と思うはずです。

実はこれが、挨拶する喪主への最大の印象として残ります

 

挨拶は短くてよい

  • 1分~5分程度の長さで挨拶を考える
  • 多くの内容を盛り込まないようにシンプルに考える

 

気を張って、多くを語る必要はありません。

長い挨拶だと、何を話していたのか?がかえって記憶に残りません。

逆に、挨拶で丁寧なお礼をビシっと述べたほうが、引き締まった印象になります

 

まずはシンプルな挨拶の内容を考える。

そのうえで、後から追加したいものが思いついたら追加していく。

この流れで挨拶を考えると、無駄に長くならない引き締まった挨拶になります。

 

 

では続けて、喪主の挨拶でよく使う言葉・使わない言葉(忌み言葉)といったマナー面を押さえていきます。

一般的によく使われる言葉を使うだけで、挨拶が立派な形に仕上がります

 

喪主の挨拶のマナー - よく使う言葉と忌み言葉 -

良い・悪い

冠婚葬祭の挨拶にマナーはつきものです。

よく使われる言葉・避けるべき言葉(忌み言葉)が当然存在します。

挨拶の細かい言い回しを気にする人は少ないですが、 挨拶する立場としては、どうしても気になるものです。

そして、挨拶によく使われる言葉を用いた方が、形になるのも事実です。

そこで、挨拶のマナーとして『よく使われる言葉・忌み言葉』を押さえておきましょう

 

挨拶でよく使う言葉

名詞

ご厚誼(こうぎ)・ご親交

親しく付き合うこと

ご厚情(こうじょう)・ご支援

相手の親切心

 

動詞

賜る(たまわる)

いただく・頂戴する

 

喪主の挨拶は、故人がお世話になった方へのお礼が大事で、お付き合いに関する言葉をよく使います。

そのため、お付き合いを意味する『有名な名詞』を使うと、挨拶が引き締まります

 

また、名詞の受け手の動詞に、頂戴する意味の『賜る』を使うと、葬儀らしい挨拶になります

 

忌み言葉とその代用表現

忌み言葉1

繰り返し表現や、繰り返しの意味を持つ言葉

ますます・重ねて・再び、など

代用表現

深く・厚く、など

 

忌み言葉2

死を直接的に表現する言葉

死亡・死ぬ・急死、など

代用表現

息を引き取る・逝去・突然の出来事、など

 

繰り返し表現は、不幸が繰り返す意味を想像させるので避けましょう

繰り返し表現は、基本的に強調の意味です。

そこで、『深く・厚く・大変』といった表現で強調表現しましょう

  

また、直接的な『死』を想像させる言葉も避けられます

葬儀の挨拶は、なるべくかしこまった表現の方が望ましいです。

そこで、息を引き取るなど、亡くなったことを連想させる言葉に言い換えましょう

 

 

ではここから、具体的な挨拶の内容と構成を説明していきます。

 

喪主の挨拶の構成・内容と文例

挨拶でも、葬儀の終わりと、お食事の場で話す内容が変わります。

そこで、式後と食事の場の2つに分けて説明していきます。

 

お通夜・告別式後の喪主の挨拶

葬儀

基本的には、次の5つの構成で挨拶します。

 

基本的な挨拶構成

  1. 自己紹介
  2. 参列者へのお礼
  3. 故人の話
  4. 変わらぬお付き合いやご厚誼のお願い
  5. まとめ

※都合の良い場所に『故人も喜んでいる』内容を入れるとよい

 

一気に全体の説明をすると、わかりにくくなります。

そこで、パート別に押さえるべきポイントと私の挨拶文例を紹介します。

 

各パートで、自分ならどんな挨拶にするか?

を具体的にイメージしながら進めていきましょう。

 

1:自己紹介

  • 故人との続柄を伝える
  • 名前を述べる
  • 『親族を代表して挨拶』と言う

 

まずは、挨拶する本人が何者か?を参列者全員にお伝えします。

これは日常生活の自己紹介と同じで当たり前です。

なお、長々と話す必要はありませんので、簡潔にまとめましょう

 

私の挨拶例文

〇〇(故人名)の長男の△△です。

親族を代表して、ご挨拶申し上げます。

 

2:参列者の方へお礼を述べる

  • ご参列いただいたことへのお礼
  • 故人の生前中でのお付き合いへのお礼

 

自己紹介が終わったら、すぐにお礼に移ります。

これは、結婚式の挨拶でも見られる一般的な流れです。

 

私の挨拶例文

本日はお忙しい中、ご参列いただき、誠にありがとうございます。

また、父の生前中におきましては、皆様から多大なるご厚誼賜りましたこと、深く御礼申し上げます。

 

雨の場合は『お足元の悪い中』などの表現を加えることもあります。

ただし、まずは基本となるお礼だけを考え、余裕があれば追加するようにしましょう。

 

3:故人に関する話

  • 故人が亡くなった経緯

触れなくても良い。内容は簡単に

  • 故人の人柄や思い出など

ポジティブな印象でまとめる

  • 定番文句も入れてみる

故人は幸せ者だった

故人を尊敬する、など

 

喪主の挨拶は、ほぼ定型文ですが、この部分だけは故人の人柄や遺族の想いなどを述べるため、人によって話す内容が大きく変わる部分です。

故人の性格や人生はそれぞれです。

そのため、参列者の方が故人を思い出せるような内容を意識しなければなりません

 

まずは故人が亡くなった経緯です。

これは必ず触れなければならない、というわけではありません。

しかし、私の経験から、軽く触れたほうが良いと思います。

その理由は、次の2点です。

 

  • 故人が亡くなった経緯を気にする方は多い
  • 知らないままだと、いろいろな家庭から質問されることになる

 

特に厄介なのが後者です。

私の場合、弔問にお越しいただいたご家庭から毎回質問されました。

経緯を話すことが嫌というよりも、毎回同じ話をするのが大変なんです。

そのため、多くの方が集まっている場で死亡の経緯を簡単に話した方が、あとあとの負担が減ります

 

そしてその後は、故人についてのお話になります

具体的には、次のような内容です。

  • 故人の人柄(生真面目、明るい、責任感が強い、など)
  • 故人の思い出(思い出に残る出来事、日常の過ごし方、など)

 

ここが一番悩む内容ですが、

  • 最終的に故人にとってポジティブな内容
  • 故人の人柄(性格)を想像できる内容

であれば、何でも良いです。 

 

そもそも、故人に対してネガティブなことを言う必要はありません。

その上で、故人の人柄(性格)を想像しやすい内容だと、多くの参列者の心に言葉が響きます

 

どういうことか?

 

波紋

例えば、挨拶が日常生活のあるシーンを題材にしたとします。

すると、故人の性格・姿を参列者の方が各々想像します。

このとき、池に波紋が広がるように、参列者それぞれが、その人柄に合った故人との思い出を脳裏に浮かべ始めます

 

ただし、これが一部の人しか知らない話だと、ただのエピソードで終わってしまいます。

そのため、故人の性格が見える、または、その出来事から読み取れる故人についての想いを挨拶に含めると、より多くの方の心に響きます。

 

なお、一部の人しか知らなくても、普段からは想像できない良いエピソードは逆に良いです

そんな一面があったんだ!という意外性を与えることができます。

 

そして、

  • 遺族として故人を尊敬する
  • 故人が幸せだった

といった内容で結ぶと、形がまとまります

 

なお私の場合は、弔問にお越しいただいた方が、父をあだ名で呼んでいることに着目しました。

というのも、息子の私自身、父がそのように呼ばれていることをよく知らなかったからです。

そのため、とても印象的で、父がお世話になった方にとって、最も馴染みのある呼び名だと考えました。

そこで、参列者の方に馴染みのあるあだ名を入れることで、故人を想像しやすい内容にしました。

 

私の挨拶例文

ご存じの方も多いとは思いますが、父はパーキンソン病という難病に長らく患わっておりましたが、つい先日までは自分で元気に動くことができておりました。

しかし、2月1日に様態が急変し入院するも、翌2月2日の午前9時52分、急性腎不全、急性循環器不全にて息を引き取りました。70歳でした。

 

本日を迎えるまでに、多くの方に弔問にお越しいただきました。

〇ちゃん、△ちゃんと、息子の私では普段聞きなれない呼び名で父に声をかけていただき、涙を流していただき、生前中の父の話を伺うことで、父がこれまでどれだけ多くの方にお世話になり、愛されていたのかを知り、父は幸せ者だと思うのと同時に、これまでご親交いただいた皆様には感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

4:今までと変わらぬお付き合いのお願い

ご厚誼・ご支援などの表現で、お付き合いの継続をお願いする

 

ここから再び定型文に戻ります。

故人が亡くなってからも、特に親族関係の方とのお付き合いは継続します。

そこで、お世話になった方(特に親族の方)に向けて、今までと変わらぬお付き合いやご支援をお願いする一言を添えましょう。

 

私の挨拶例文

父が亡くなり、〇〇家も母と私を残すのみとなりましたが、皆さまには今までと変わらぬお付き合い、ご厚誼賜りますよう、お願い申し上げます。

 

5:まとめ

  • 以上をもって挨拶の言葉と代えさえていただく
  • 最後にお礼の一言

 

最後も定型です。

挨拶の終わりを宣言するとともに、参列者の方に向けてお礼を述べましょう。

 

私の挨拶事例

簡単ではございますが、これをもちまして、挨拶の言葉と代えさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました(お辞儀)。

 

+α:『故人が喜んでいる』と一言加える

お世話になった方に囲まれて故人が喜んでいる

という名文句をどこかに入れる

 

これも挨拶でよく使われる言葉で、私も実際に使いました。

意味は『お世話になった方が来てくれて、故人が喜んでいる』ということです。

 

これは、挨拶の内容によって入れやすい部分と入れにくい部分があります。

そこで、挨拶の全体像を作ってから、追加しやすい部分に挿入すると良いです

 

私の挨拶事例

本日、このようにお世話になった方々にお集まりいただき、父もさぞかし喜んでいるものと思います。

 

このように、各パートごとでどのような内容に触れるのか?を1つずつ考えていくと、喪主の挨拶の全体を描きやすくなります。

一気に全文を作り上げようとすると、なかなかまとまらないので、焦らず考えていきましょう。

 

 

では次に、お食事の場での喪主の挨拶内容を説明していきます。

お食事の場での挨拶は、式後よりもシンプルで、ほぼ定型文になります。

 

お食事の場での喪主の挨拶

お食事

お食事の始めと終わりの2回にわけて挨拶します

それぞれで話す内容が変わりますので、分けて説明していきます。

 

食事前の喪主の挨拶

  • 式を無事に執り行えたことの報告
  • 故人も喜んでいる(安心している)と伝える
  • お食事を用意したので、おくつろぎくださいという案内

 

お食事はお通夜、または告別式が終わったあとに行います。

そのため、無事に式が終わったことを伝えます。

そして、それに故人も安心している・喜んでいる内容を伝えます。

 

すでに故人に関する挨拶は式後に行っているため、ここで長々と話す必要はありません。

すぐにお料理の案内に進みましょう。

 

私の挨拶例文

本日はお忙しい中ご参列いただき、誠にありがとうございます。

無事に式を執り行うことができ、父も安心していることと思います。

さて、ささやかではございますが、お料理(お膳)をご用意いたしました。

お時間の許す限り、父の話を交えながら、ゆっくりとおくつろぎください。

 

食事後の喪主の挨拶

  • 時間になったことを伝える
  • 変わらぬお付き合いをお願いする

※精進落としのみ

  • 連絡事項があれば伝える

※お通夜後ならば、告別式の時間の案内

 

食事後は、式後と同様に簡単に変わらぬお付き合いをお願いします。

なお、これはお葬式の本当の最後にあたる『精進落としの場』のみです。

お通夜後の通夜振る舞いの出席者は、故人との関係もさまざまなので、無理に話す必要はありません。

 

そして、連絡事項があれば最後にお伝えしましょう。

お通夜後ならば、翌日の告別式の案内です。

私の場合は、お葬式の時点で四十九日の日時も決まっていたので、精進落としの場で連絡しました。

 

私の挨拶例文(精進落とし後)

お時間となりましたので、ここでお開きにしたいと思います。

〇〇家も母と私を残すのみとなりましたが、皆様には変わらぬご支援をお願い申し上げます。

なお連絡事項になりますが、父の四十九日は〇月〇日、〇時より〇〇で執り行います。

お忙しい中とは思いますが、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

このような形で、食後は簡単な挨拶で締めましょう。

 

では最後に、本番の挨拶に備えたポイントを4点ご紹介します。

これは私が実際に行ったものです。

  

喪主の挨拶をするときのポイント

アドバイス

挨拶の内容が決まっても、本番でしっかり話せるか?といった不安は、挨拶が終わるまでつきまとうものです。

私自身、当日まで不安だらけでした。

そこで、私が無事に挨拶を行うことができるまでに行った準備や工夫をご紹介します。

 

喪主の挨拶前の心構え

まずは、挨拶前に持っておくべき気持ちと準備を整えましょう。

 

緊張するのは当たり前

  • 緊張で言葉が詰まることは当たり前
  • 参列者は緊張している姿をみっともないとは思わない

 

誰でも慣れない挨拶では緊張するものです。

 

もしあなたが参列者の立場だとします。

緊張しながら挨拶している人を見て、みっともなく思うでしょうか?

ほとんどの方は、まずそうは思いません。

しっかりと挨拶を完結させることが一番大事だと思いましょう。

 

不安なら挨拶の文面を懐に入れておく

  • 困ったときに取り出せるように、文面を懐に入れておく
  • 紙を見ながら話すことは珍しくない

 

葬儀業者の方にも聞きましたが、紙を見ながら話す方は結構いらっしゃいます

一番困るのは、緊張で焦ってしまい、パニックに陥ることです。

 

あたふたするくらいなら、紙を見ながらしっかり挨拶する方が立派です。

そのためにも、万が一に備えて、挨拶の文面を懐に入れておきましょう。

困ったときに備えて準備しておくだけでも、気持ちは大分落ち着きます

困らなかったら、使わなければよいだけの話です。

 

声に出して挨拶の練習をする

  • 頭で思っているほど、言葉は思い通りに出てこない
  • 実際に声に出し、言葉を体になじませることで無意識でも言葉が出てくる
  • 声に出すと、修正したい部分が発見できる

 

緊張した場面では、話し慣れていない言葉は簡単に出てきません。

そのため、実際に声に出して練習することが重要です。

 

そして、いざ声に出してみると、思っている以上に話しにくい部分が見つかったりします

  • 重点的に練習するのか?
  • 話しやすい内容に作り直すのか?

挨拶の内容を考え直す1つのきっかけになるので、実際に声を出して練習しましょう。

 

また、声に出して練習すると、言葉が体になじんできます

好きな曲を歌うとき、歌詞を思い出しながら歌っていますか?

恐らく、思い出そうとしなくても、リズムで自然と声が出てくると思います。

それと同じで、言葉を体になじませることが非常に重要です。

 

ちなみに、私は先日、父の一周忌を終え、そこで挨拶をしました。

もう慣れたものと思い、話す内容だけ準備して声に出す練習はしませんでした。

不安は的中し、途中から緊張で言葉が出てこなくなり、少しパニックになりました。

 

準備は本番と近い形で行うことが一番だと、改めて実感しました。

 

喪主の挨拶中

  • ゆっくり話し、ところどころで間を置く
  • 御礼の一区切りで深々とお辞儀をし、間を作る
  • 参列者の方の顔をたまには見る

 

緊張で急いで話そうとすると、言葉に詰まったときに泥沼にはまります。

 

最初の出だしがスムーズだと、そこで安心感が得られ、その後も落ち着いて話せます

そのため、最初は特にゆっくりと話し始めましょう

そして、内容の区切りごとに少し間を置くと、呼吸も整います。

特に前半と後半のお礼を述べるところで、深々とお辞儀をすると、落ち着く間を作れます。

 

また、合間で参列者の方の顔を見ると、参列者の方は自分に向けて話してくれている、と感じます

音楽のライブ会場で出演者と目が合うのと同じ感覚です。

これだけの仕草でも、人情味のある挨拶に聞こえるので、是非とも意識してみましょう

 

まとめ

式後の挨拶の基本構成

  • 自己紹介
  • 参列者へのお礼
  • 故人に関する話
  • 残った遺族との変わらぬお付き合いのお願い
  • 挨拶の終わりの宣言とお礼

 

お食事の場での挨拶の基本構成

食前

  • 式を無事執り行えたこと
  • 故人も喜んでいること
  • ささやかなお食事への案内

 

食後

  • 時間になったこと
  • 残った遺族と変わらぬお付き合いをお願いする
  • 連絡事項があれば伝達

 

葬儀での喪主の挨拶は悩むものです。

十人十色という言葉のとおり、故人の人柄もさまざまです。

 

あまり文例に頼り過ぎず、基本の構成を意識して、自分で納得のいく挨拶文を考えるのが最適です。

そのためには、素晴らしい挨拶にこだわりすぎないようにしましょう。

まずは『お礼を重視した』シンプルで整った挨拶文を考えましょう。

 

なお、法事・挨拶関連で次のような記事も紹介しています。

 

お斎(食事)の流れ・挨拶・マナー

www.tm-life-agent.com

 

四十九日の準備の流れとポイント

www.tm-life-agent.com